紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

蓼藍の花・2020・霜月

2020-11-07 19:11:35 | 染料栽培
「降霜に弱かった蓼藍」
日増しに里の秋も深まって来た。霜は晩秋の訪れを知らせてくれる。
かつて、畑一面が蓼藍栽培で埋め尽くしていた事を思い出す。
紫草の栽培に切り替わってから10年目である。
その間、蓼藍の種は切らす事は無かった。
今年は、わずかではあるが藍乾燥葉の収穫をした。


霜のくる前の日本ムラサキと藍の花である。葉は黄色味を帯びて来た。

藍の種を採る為の栽培であるが、藍染めに未練が残る証しか?

種はいつ頃、着けるのだったろうか。

霜が来て遂に倒れ伏した蓼藍。種子はまだ見えない。
種子は例年、こうした倒れた茎から採取していた。
黒い葉を丁寧に集めれば、藍乾燥葉となろう。


日本ムラサキの葉はまだ深い緑色である。
最低気温がマイナスを記録する様になると黄変してくる。実った種子もあれば、花もある。
紫根の収穫時期となる。

  「ひととせの みのりをおえて はになみだ」
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