紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・初めての挿木(枝)の実現

2021-03-05 15:41:27 | 薬草・薬用植物
「温室の出来事(5) 遂に根が出た切り落とし枝」
昨年末以来継続していた挿木(枝)の検証結果が出た。
「温室での冬越しの日本ムラサキ」2020-12-19以後「温室での出来事」として
4回に渡ってレポートしてきた結果である。


最終的には透明な軽量カップに赤玉土を入れて生育結果を待った。

3月に入って、漸く根の先端部を確認。グリーンの円内。

4本の切り落とした本葉の主茎を取り出す。
この茎の先端部の根はまだ根を出してから間もないようだ。


この茎はちょうど良い頃合いの根の生育である。

4本の内1本はまだ根が出ておらず、再び同じセットへ戻す。

これは最も長く根が伸び、外から確認した茎である。
ポットに移して定植時期まで育苗する事になる。


双葉は無いが、既に本葉が5枚目の生育である。
切り落とした茎先の状態から見ると奇跡的な回復である。


因みに、この苗が本葉の主茎を切り落とされた現在の姿である。
株数は増えたが、余り現実的な方法とは言えないかも知れない。

    「つきひへて すてたえださき いのちのね」
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