紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

紫根(日本ムラサキ)の収穫

2014-11-18 07:18:01 | 紫草の栽培
11月に入り、紫草の葉も黄色くなる。種も完熟したので紫根を掘り出す。




地中から赤い根が顔を出す。ちょっとした安堵感である。細根が残って周辺が赤味を帯びている。





比較的伸びやかに生育した1本である。





紫根の状態は1株1株異なる。どうしてこんなに根が絡まり合っているのかと困惑する紫根もある。
苗の生育状況と移植時期、移植方法と関係があるのではと考えるが土の改良も考慮しなくてはなるまい。



ざっとひと洗いする。絡み合った根は土塊を抱きかかえている。洗わずに乾燥すると聞いているがこの土の附着状況では洗わざるをえない。絡み合った根は割って抱えた土が落ちる様にする。




畝立てをした際、耕作が不十分で未耕作の深い所で根の先端は枝分かれしたのだろうか?似た紫根が幾つかあった。



洗わずに乾燥させるという根拠はこれである。水で色が流れるのである。作業をしたゴム手袋も赤く染まってしまう程である。根を洗う作業は水に漬けてはできない。



株元の太さは5cm を越えていて、木質化している。



その切り口は空洞となっている。太さの径が3cm を越えるとどの株も根元は空洞になる。太くなれば太くなるほど空洞が大きくなるだけである。しかし表面積が大きくなるので悪い生育状態とは言えない。害虫被害を受けるとこの空洞が格好の巣になってしまう。



紫根の乾燥は使用時の事を考慮してカットして乾燥させる事にする。染料を抽出する時、長い根のままでは不都合でどうしても、細かくカットしなくてはならない。経験上、乾燥後カットするのは大変な作業であった事を教訓とした。


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害虫(油虫)地中に発見!

2014-11-10 20:15:15 | 紫草の栽培
夏の生育期間に害虫被害を受け根元からパタリと倒れた紫草。
その後回復して根元から小さな芽を2個出して10cm 程まで大きくなったが、これまでと掘り出してみる。
お箸ぐらいの紫根で来年を期待して移植する事にした。根を良く見ると小さな緑、しかも動く!これは怪しいとレンズで覗くと油虫だった。連れの蟻までいる。

油虫を駆除して翌年越の畝に移植する、夜 雨になって忘れていた移植後の水やりをカバーしてもらった。


8/21、根元を虫に食害を受け枯れてしまう。間もなく開花に近かったのだが、残念!



食害を受けた茎の下の部分から出ている芽を発見!



その後,二つの芽は2本の茎となったが秋も深まり生育はストップ。
2年目の生育を期待して掘り出して移植する際の出来事であった。



油虫を洗い流して越年畝に移植する。





霜が降り、初氷も張る様になったのでほとんどの株を掘り出す予定である。土の中から赤い根が見えるととりあえずホットする。細根の多い根、絡まり合う根、黒ずんだ根、色々で掘り出しながらその原因を考えながら、土の改良策を考える。お金は掛けないのでその分あれこれと工夫をする事になる。
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発芽異変

2014-11-09 15:49:20 | 紫草の栽培
紫草(日本ムラサキ)の発芽を楽しみに、秋に入っても相変わらず続けている。

このポットには4粒播いてある。2個目の発芽は奇妙である。
よくよく見ると,何と!芽が出たのでがなく,根が先に出たのである。
種の上下が違っていたのであろうが,それにしても逆立ち発芽は初めて目にする。


発芽の兆しがあり砂が盛り上がるが、翌日、緑が下にありピンセットで調べてみると根と芽が反対であった。


このままと言う訳にはいかない、根を砂に差し込んでやる。

モミ殻薫炭ができたので、苗床としての効果を調べるために発芽種を移植してみる。
赤玉土と薫炭の混合,薫炭のみとポットごとに変えてある。



発芽種は正確には発根種と呼ぶべきで、ポット内で発根していて、この種は播けば(埋めれば)確実に発芽する。
薫炭のみでは成長は緩やかな印象である。
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戸隠連峰と鏡池

2014-11-03 09:31:42 | 旅行
紅葉の戸隠高原




戸隠連峰と鏡池



戸隠連峰、西岳
まだ若かりし頃、単独で登った急峻な山塊だ。やっとの思いで「宝光社」へ辿り着いた事を思い出した。「奥社」から入って「八方睨み」から西岳へ向かったのだったが、当時このコースを辿る人は滅多にいなかった。今はどうだろうか?

鏡池
大きなイワナが、つがいで岸辺を泳いでいるのを発見する。






10/24、有名になった観光スポット。連休前に出掛けたがたくさんの観光客、人物を入れないで写真を撮るのは大分苦労をする。連休は交通規制との事。
久方振りに仰ぎ見る戸隠連峰、まだ登れそうな気持ちになるが・・・
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