紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

ムラサキの生育を追う2015.4(続)

2015-04-17 11:05:25 | ムラサキの栽培
 ムラサキの生育を追う2015.4.15


 2週間後のムラサキの苗(前回3/30)


列が定かではなくなって来たが左側は3月10日播種、1ヶ月を経過する。





右側は3月20日播種、発芽後3週間近くの生育状況である。室温が高く25℃を越える日があり3/10播種の苗には、双葉から茎立ちの始まる苗もある。ほとんど双葉から本葉2枚が出始めている。



4/5播種の発芽、丁度1週間目に1個が発芽するが、種の上に乗せた薫炭が多過ぎた様で深植えになってしまい、その後が続かない。

露地での発芽を見てから温度管理は止めてしまった事が原因だろうか。

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畑でムラサキの発芽(四月初旬)

2015-04-15 20:09:14 | ムラサキの栽培
  こぼれ種の発芽(畑にて)



昨年ムラサキを栽培した畑である。紫根を収穫後分枝を切り種を採種して、残りの枯れ茎を集めて置いた場所である。ムラサキの枯れ葉も集まって保温が聞いたのであろうか、枯れ枝の束を片付けると緑が見える。




4/10には既に発芽していたと思われる。寒暖の繰り返しでとても発芽に適した条件とは思えない日々の出来事である。

発芽条件をあれこれと捜して来たのだが、この結果を見てしばし呆然であった。
1昨年も別の場所であったが、こぼれ種の発芽に驚いたが、不安定なまだまだ寒いこの時期に畑地での発芽には考え込まざるを得なくなってしまった。

発芽、育苗方法の幅が広がったと考えれば、それまでの事だが温室で温度管理をして発芽条件を決めてかかっていただけに驚きと喜びと困惑とが無い混ざった奇妙な日々になっている。

3月末から15℃を越える日が13日あり、その内20℃を越える日が3日あった。しかし、これは最高気温で、その時間帯は数時間以内である。

ただ、発芽を確認した2日前には数日の雨を記録している。しかし寒い雨で、気温は5℃以下で雪まじりの日も含めて3日もあった。


この雨が無かったら多分発芽は無かったのでは、と納得するより他ない。
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日本茜の芽生え

2015-04-12 21:13:17 | 草木染め
日本茜、新芽を出す2015.4



四月初旬、日本茜が芽を出して来た。昨年蔓を伸ばして、多くの茜を増やし栽培した場所だ。
4/9の撮影である。春先の草を繁らない様に草取りをして、土を剥き出しておいた。地温を高めるためである。

庭先、ブロック塀の際にも茜の新芽、蔦の枯れ葉にカバーされていたので、その枯れ葉を取ってみると新芽が出ていた。




蔦の根が這っていて茜を掘り出す事が厄介な場所だ。昨年は、この茜が繁茂して秋遅くに幾つかの種を発見、採種ができた。



その種が発芽するかどうか試してみる事にする。パックに8粒を入れて霧を吹く。4/7




カップラーメンに培養土を入れ同じく8粒を播いてみる。4/7




茜は種を播くより、生育盛んな時期の蔓を土に這わせるだけで増えていくので余り大した意味は無い。発芽の期待は無いが折角採種した種である、どんなものかと薄情な思いのみで申し訳ない。
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多年草の謎、ムラサキの新芽

2015-04-10 19:27:40 | 紫草の栽培
多年草、ムラサキの怪

昨年晩秋、紫根の収穫を見送ったムラサキに新芽が生育を始める。


昨年晩秋に、鍬の入っていない畑地は春の草が伸びてムラサキの新芽の様子が分からない。大きくなったミミナグサ、ハコベ、ナズナ、ヒメオドリコソウ、イヌノフグリ等が密生してムラサキの新芽は解らない。


既に、一株に9本の新芽が伸びている。この様子だと開花は大分早いのではと思う。



種を早く採種できることが一番の利点であろう。



昨年、秋になってからマルチに移植した場所から小さな苗の芽生えを探し出す。マルチの穴は春の草が大きく育っていて一緒に抜いてしまいそうであった。これは他の株からの新芽とは様子が異なる。昨秋、茎立ちも小さく、これこそ来年(多年に渡って)育ってほしい1本であった。



これは害虫被害の株で、紫根はすっかり消えていて残されたわずかな根元から新芽が伸びている。この新芽は間もなく枯れざるを得ないであろう。株の近くにモグラの穴が通っている処をみるとこの紫根を食べた地中の虫をモグラが餌にしたのであろう。



残された根元の部分からこれだけ新芽が大きくなっているが根は出るのだろうか



小さな実験をして見る事にする、発根実験である。
多年草とは云えムラサキはその根を新しくして育つので2年目で紫根が更に大きくなる事は無い。朝鮮人参や山芋とは違うと思って良い。

2年目で全滅という話が聞こえるのはこの事であろう。2年目の新芽が出た所で収穫すると、株の大きさは晩秋の収穫とは大分違う様だ。

2年目の紫根を期待している方は、今が最後の収穫チャンス。


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ムラサキの生育を追う2015.4

2015-04-07 16:46:37 | ムラサキの栽培
2015.4 ムラサキの生育を追う




3月10、20日播種の苗、4月に入って双葉から本葉が2枚に成育中、手前3列が3/20播種、その奥の苗は3/10播種。1ヶ月近く経過すると10日間の差は解らなくなりつつある。



本葉が2枚生育する隣で、やっと発芽し始める種もある。こうした違いが10日間の差を消してしまう。



苗床を開けるために、双葉の苗だが移植して温室外に出す。根は既にまっすぐに5cmを越えていて移植には根を曲げて不適当な移植であった。




空いた苗床にモミ殻薫炭を入れて種を播いてみる。種の上にやや多めに薫炭を載せてしまった。発芽は何時になるのか楽しみである。川砂でも2列で合わせて4列。列間にもポツポツと播いてある。
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