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釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】もう一歩のために考えさせられる (2018/05/12 LTヒラメ 一俊丸)

2018-05-18 06:13:00 | 釣り
一俊丸さんのLTヒラメは初の釣りもの。
ホームページで念入りに釣り方を予習し、仕掛けも3セット仕込んで準備は万端。

5:15に着くと既に受付は大盛況で行列が出来てたから、最近導入したというモニターでプロモーション動画を見ながらサービスのカップ麺を先にいただいて、列が掃けた頃合いで受付けした。


(日が昇る相模湾。)

2隻出しのうち12号船の右舷艫2番をチョイスしたけど、右舷5名の総勢9名だったんで余裕の釣り座だ。

まずはサビキでエサとなるイワシ等の小魚を仕入れてから、ヒラメに挑む流れなんで、竿2本をセッティングする。

ヒラメ用はLIGHTGAME 82M200、サビキ用にはLIGHTGAME Allegro 91SS180を起用。
先調子と超先調子でどちらも釣りものとの相性に不安があるけど、30号負荷だとそれしか持ってないから仕方がない。


(一俊丸さんは茅ヶ崎港の左岸。)

出船は6:30。
港を出て数分走ったところでサビキでエサ釣りを開始する。

宿で買ったサビキ仕掛けが2.5mの10本針だから1.8mのAllegroではもて余しちゃうけど、ここは手返しより数で勝負と決めて、切り詰めずにそのまま使う。


(潮はこんな感じ。)

タナは船長が逐一「5~10m」のようにアナウンスしてくれ、群れの状態も教えてくれる。
仕掛けがタナに入るとクンクンとアタリが出て、そのうちグングンと超先調子が良い感じに曲がるほどの引きとなる。
サイズに関わらず魚の引きは良いね。癒しだね。

頃は良し、と巻き揚げるとイワシや小サバが鈴なり状態。
10本針にパーフェクトもあって楽しいけど、引き揚げと針はずしが大変だ。
桶に入れても飛び出して床で数匹が跳ねてるし、回収に忙しい。

舳側の貸し竿の学生3人組は、この回収作業の繰り返しで船酔いを発動しちゃったようだ。
自分もちょっと危なかったよ。


(カーペットで蓋をしておく。)

エサとなる小魚は、カタクチイワシが多いもののウルメや小サバも混じる。
ウルメを釣ったのは初めてじゃなかろうか。

それらピチピチのエサたちが確保出来たら、いよいよ本命のヒラメ釣りにシフト。
自作の胴突き仕掛けに、活きの良い小サバを鼻掛けにして泳がせる。
水深は20m前後で、活きエサが底から0.5~1mをキープするようにタナを調節、タナボケしないように頻繁に底立ちを取るのはマゴチ釣りと同じだね。


(釣り日和ですよ。)

いつ訪れるか知れないアタリのために小サバくんが良い仕事をしてくれるように、と期待を込めて待つ。
手元には、それに応えるように元気に泳ぎ回る小サバくんを感じるよ。

すると隣の船酔い3人組が舳側から順に掛けるではないか。
それぞれ魚とのやり取りは覚束ないものの良い型のヒラメを揚げた。
多分ヒラメ釣りは初、下手したら船釣りすら初かもしれないけど、型を見れて良かったね。


(富士山を見ながら。)

この流しは期待できるぞ。と待ち構えていると、来ましたよ、ツンツンというアタリが。
ツツン、ツツンと来る引き込みにテンションを維持しつつ手首を柔らかくして送り込み、強い食い込みのアタリを待つ。
グンと突っ込んだところでアワセ一発!
しっかりと魚の重さをバットに乗せきった、我ながら上出来のアワセだ。

高く掲げた竿が弧を描いてブルブル震える。掛けたぞ。

「船長!乗ったー!」

巻き揚げながら、操舵室で気付いてない船長に声を掛けると、横でタモをスタンバってくれる。
久しぶりに重量感ある引きは良いなー。


(獲ったぞー、の46cm。)


(純白は天然の証だよ。)

オデコが消えてひと安心。
エラを切って血抜きしてから打ち返す。

暫く誘っていると突然、ガクン!と一発竿先が突っ込んで止まった。
慌ててアワセをくれるけど音沙汰なし。
海底から飛び上がって食い付いたところで違和感を覚えて離したのだろう。
先調子が災いしたか。


(このとおり。)

朝のサービスタイム中だろうから、めげずに打ち返す。
エサは元気な小サバをチョイス。
結局1日通して小サバしか使わなかった。
その後時間を置かずにアタリが出るけど途中で離され、食い込みまで至らず。

活きエサの泳がせ釣りは全てを獲れる訳じゃないから、気にせずに次の小サバくんに期待を寄せる。


(2匹目は33cm。)

次のアタリはじっくり食わせて、またもや会心のアワセが炸裂。
2匹目をゲットした。

ここまでで9時。
いい調子だったのが潮止まりに合わせてアタリも止まり、その後は沈黙が続く。


(凪いでます。)

アタリが遠退くとタナを探って色々と工夫をするものの、頼みの綱は小サバくんの頑張りだ。
でも、ベイトとなる小魚の群れがいないとヒラメの存在も期待出来ないから、群れを求めて移動する釣りでもある。
茅ヶ崎沖から平塚沖にかけて群れを探索する。

船中アタリが出ないと、サビキで小魚たちに癒してもらいたい衝動に駆られるものの、グッと我慢。
更に船長から、中層に何か反応が出てるよ。ともアナウンスがあり狙いたくなるものの、それにもグッと堪える。


(江ノ島とえぼし岩。)

すると、久しぶりにアタリが来ましたよ。
ここは大事に獲りたい。
ツンツンを待ち続け、グンと来たところでキレイにアワセが決まる。
やるじゃない。と自分に感心しちゃうよ。

船長が隣で控えてくれて、中層?と聞かれ、底。と答える。
巻き揚げの途中で少し走るし、突っ込みも見せたからヒラメじゃないかも、と思うところに揚がったのは、


(お久しぶりの45cm。)

マゴチ!
昨シーズンは一度も乗れなかったから嬉しいゲストだ。

その後は巻き揚げ途中に食ってきた50cm近い大マサバを獲った。
この日の最大がマサバとはちょっと切ないな。
でも、小サバに大サバは共食いじゃね?

以上で終了。


(あがり。)

結果はヒラメ2のマゴチ1。
これらと思われるアタリが6回あったから6打数3安打で勝率5割だった。
一応12号船では竿頭のようだけど、もっと獲れる感触はあった。

その日の一俊丸さんのホームページには、

「8:2の竿は固すぎて、せっかくくわえたエサを離してしまうこともあるので、気をつけてください。」

との船長コメントが。
これ、自分のことか?

確かに竿が柔かければあと2匹は獲れた感触だったよ。
マダイへのリベンジもあるし、ムーチング竿を買おうかな。

LTヒラメ、愉しかった。
また乗ろう。

・ヒラメ : 2
・マゴチ : 1
・マサバ : 1
・カタクチイワシ : 多数
・ウルメイワシ : 多数
・小サバ : 多数
船中0~2
中潮


🐡