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【釣】愛しのアカメに暫しのお別れを告げる (2019/03/16 午後アカメフグ 野毛屋)

2019-03-26 06:06:45 | 釣り
満員の午前アジ船は、お子さんたちもしっかりお土産を確保できたようで、陸にあがると満足げな笑顔がたくさん。
楽しく釣れて良かったね。

午後に備えて宿でお茶をいただきつつ昼食のおにぎりをパクついてると、午後船目当てにそこそこのお客さんが詰めかける。
 
中には女性も加わった若手のグループもいるのを横目で見ながら、マニアックな湾フグに挑戦してくれるのは嬉しいな。と、キャリア5年のフグ釣り師は思うのですよ。


(お掃除中。)

空は曇天なものの、午後になっても雨は降らずにもっているのは有難い。
今季ラストのアカメ狙いだから、集中して臨みたいからね。


(潮はこんな感じ。)

掃除を終えた船に乗り込み、右舷大艫で準備を進める。
左右とも片舷8名くらい。
午後船としてはそれなりの乗りではなかろうか。

12:30に出船し、八景沖で釣り開始。
潮止りでこれから下げ潮だから丁寧に誘おうとするも、午後になって波が出てきてバチャバチャしてるよ。
やりづらいっス。


(うねうね。)

いつも通りに誘い始めるものの、しっくりこない。
暫し暖気運転しないと調子が出ない、相変わらずのスロースタートなんですよ。

暫く誘っても反応も気配もない。
周りも黙々と誘うのみで、船中型を見てないようだ。
遠いなー。

更に誘い続けてると、誘い上げでサクッと来た。
両手を高く上げて追いアワセをくれて巻き始め、活性を感じつつ、船中一番いただき!と気を良くしたところで、抜けた。
無念の巻きバレで天を仰ぐ。

やはりスロースタートなんだよな。


(アカメはいるの?)

気を取り直して丁寧に誘い続けるものの、アタリが遠い。

スタートから1時間経ってやっとサクッと来ましたよ。
今度こそ逃さぬぞ、としっかり追いアワセを入れて巻き揚げると、小型のコモン。


(カウント外だけど嬉しい1匹。)

ボウズが回避できてホッとするし、1匹獲れると集中力がアップする。
ようやく暖気運転が完了ですよ。

すると、誘いもしっくりハマって、ゼロテンがビシッと決まる。
ゾーンに入ったような、この状態になったら、どんな小さなアタリも見逃しませんぜ。


(やっと型を見る。)

すると、竿先にアタリとまではいかない気配を感じてアワセ1発、サクッと掛けた。
おチビですがね。

シーズン中なら確実にリリースサイズのアカメだけど、様子を見に来たSトシくんに聞いたら良しとしてくれた。
今日でラストだから許してね。


(30分後に2匹目。)

順調に2匹目を揚げたあとは、誘い続けても何の音沙汰も気配すらない。
既に産卵期で浅場に行ってるのか、アカメたちは散ってるんじゃなかろうか。

こんな時は、漫然とした釣りになっては少ないチャンスをものに出来ない。
集中力を切らさぬように、アカメとの前に自分との戦いだね。


(何とか拾い釣り。)

数十分ごとにポツと単発で獲るものの、どれも小型だ。

右舷だと胴の間の、おそらく初挑戦だろう方がタモサイズの大型を揚げたくらいであとは小型が主。
やっぱ大型は産卵に行ってるのかな。

そんな中、あと15分であがります。とのアナウンスがあって、あと1匹、何とか1匹、と執念の誘いをくれる。

タイムリミットが迫るところ、新鮮なエサに付け替えた落とし込みでピョコピョコと手に感じる明確なアタリが来た!
オリャ!とアワセ1発、見事に掛けたら今日イチの引きだ。

持ってるなー、と自分に感心して抜き揚げたら、30cmクラスのムシガレイでした。
確かに今日イチのサイズだけどね。


(ラストはこいつ。)

これでタイムアップ。
結果は4匹。

シーズン最後の最後だから渋いのは仕方ないかな。
出来れば良型を揚げたかったけど贅沢は言うまい。


(帰りは残業したユキちゃんのマダイ船と一緒。)

今季も釣りでも食でも楽しませてくれたアカメに感謝して、秋までお別れだね。


船宿に戻ると、嬉しいことに昨年11月からお見かけしなかった大女将さんのお姿があった。

転んで腰を痛めたあと、坐骨神経痛を発症されたそうで、回復まで時間が掛かったとのこと。
心配してたんですよー。とお話し、元気なお姿を拝見できて良かったです。

大女将さんは今月で9X歳に成られるとのこと。
末長く元気でいてくださいね。

・アカメフグ : 4
・コモンフグ : 1
・ムシガレイ : 1
船中0~5
長潮


🐡