釣りが趣味だということは会社でも公言していて、それなりに認知されている。
(これと、)
(これね。)
おかげで、社内では定期的にコンペが開催されるくらいゴルフ人口があるのだけど、そちらへ参加の圧は釣りを盾にお断り出来るようになった。
まあ、お小遣いが倍に増えればゴルフとの両立が可能かもしれませんがね。
で、認知が進むと、船釣りに興味を持っているという方からお声が掛かるようになる。
子供の頃にちょいと経験があり、今年釣りを始めてみようと決心したYさん。
自分の活動に触発されて昨年暮れから船釣りを始めて、以来月イチで釣行してると言うIさん。
そうですか、船釣りに行きたいですか、ならば折角だから皆で行きましょう、と野毛屋さんでリレーする計画をしていたターゲット日が6月8日(土)。
食味では八景沖の脂ノリノリの金アジと、シーズン真っ只中のショウサイフグの白子に舌鼓を打つという贅沢、釣味では初級のコマセ釣りと上級のカットウ釣りを組み合わせ、アジが釣れ盛ったとしても、釣りなんてチョロいぞ、と勘違いさせない試練も味わわせてやろうというアメとムチのプランだ。
(単に常宿に連れて行くとも言えますがね。)
(これと、)
(これね。)
初めての湾フグで釣れなくても、自分が釣ったショウサイと白子を拠出して食味を知ってもらったら、もうこの道に嵌まらずにはおれなくなるかもしれないぞ。
そんな使命感に燃えて、事前準備から当日の流れ、船釣りの基本から釣りものに応じた釣り方、下拵えから料理までをまとめた6ページから成る「釣行のしおり」を執筆、万全のプロデュースに向けて準備し、お二人もノリノリになっていた。
ところが、前日までの予報が悪かったため計画の延期を決断することに。
少しでも良いコンディションで船釣りを体験して貰うためには致し方ありませんな。
再度日程調整からやり直しだけど、自分の好きな道に人を引きずり込む企みはこちらにとっても楽しい機会だ。
満を持してハメちゃいますからね。
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