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【釣】無限の彼方へさあ行くぞ!と思ったものの (2019/06/08 ショウサイフグ 野毛屋)

2019-06-18 06:05:16 | 釣り
会社仲間のデビュー戦を見送って単独釣行に切り替えた6月8日(土)。
目覚まし1時間前に目が覚めて、いつもより早い4:20に野毛屋さんに到着。

早い番手だからどの席にしようかなー、なんて考えていたのに駐車カードは13番目。
いつもと変わらんじゃないの。


(毎度。)

潮周りで勇治船長もフグ船で2艘出しになるところ、健船の左舷艫4番目をチョイス。
今日は実釣中はずっと下げ潮なんで艫側有利でしょう。

結局、2艘出しで余裕があるんで釣り座を調整したらド胴の間になっちゃいましたがね。


(潮はこんな感じ。)

出船前に宿前で旦那さんとお話して、そろそろ頭を取っても良い頃だよね、と言われる。
確かに今年はまだシールをいただけてないんですよ。

「自分でフグを散らしちゃってるのに、釣れないのを釣り座のせいにする人がいるんですよ。」

「釣れる誘いが出来てないだけなんだけどね。頭を取る常連さんはどの席でも関係なく数を揚げますよ。」

と、旦那さん。
頑張れ、というエールですかね。

確かに、健船長やユキちゃんの誘いを見てると次元が違うのが分かる。
極めればあそこまで行けるものなのか。

旦那さんの後に異次元のヒントを貰おうとユキちゃんを捕まえて釣り方を質問する。
いろいろ聞いたけどキーワードは「自然に」だったな。


(どんよりの天気。)

船上でタックルボックスを確認したら新品のカットウ仕掛けのストックがなく、慌ててその場で自作する始末。
事前準備を怠ってる、その姿勢からしていかんですな。

出船して東京湾を横断。
予報から波があるかも、と思ったけど下げ潮だからか全く問題なし。
ほぼ凪というコンディションで、これならデビュー戦を見送らなくても良かったかもね。


(富津沖から。)

第一海堡を横目に富津岬も通り過ぎて、富津沖からスタート。

今回は胴付き仕掛けは付けずにカットウオンリーで挑む。
異次元を目指していつもに増して優しく、自然にを心掛けて、どうでしょうか?とショウサイに問い掛けるように誘う。

直ぐに答えが出てくれれば良いものの、反応なし。
チョコチョコとおちょくるアタリはキスとかのゲストでしょう。

船中で型を見たものの富津沖は30分ほどで切り上げて移動する。


(大貫沖に。)

富津岬を回り込んで大貫沖で再開。

すると艫側隣の女性にヒット。
ひょっとしたら湾フグは初かもしれないけど早々のゲットだ。
舳先の常連さんも揚げて両端の方は活気付くのに胴の間は沈黙。

優しく自然に、がテーマのためキャストせずに船下で丁寧に誘い続けているものの、音沙汰なし。

優しくしてるのに、何が気に入らない?
まだ動きが不自然なのか?

段々と疑心暗鬼になってソワソワし始め、隣の女性が追釣するのを見てしまったら、もう辛抱堪らん。
直ぐさま巻き上げてキャストに切り替えましたよ。

すると、寄せてくる途中でアタリが出、アワセ一発、サクッと掛けた。
小気味良く走る引きに負けじとゴリ巻きして抜き揚げたのは良型のショウサイ。

「写真撮るよ。」

と船長から撮影を受ける最中、ピュッピュと撒き散らされてあちこち白子まみれに。


(出ちゃってます。)

良型の満タン白子が確定して嬉しいけど、こっちは浴びたくないし、ショウサイにしたらこんなところで出したくはなかったろう。

そう考えるとちょっと不憫だな、と思いつつもすかさず血抜きする。
美味しくいただくからね。


(9:10でした。)

やっと型を見て白子も確定したんでリラックスして臨む。
キャストして船下まで誘い続けて、ポツポツと時速2匹のペースで揚げる。

途中、左舷大艫の方の道具で健船長が釣りを始める。
最終的に頭だった大艫の常連の方は、この時点でオデコだったそうで、健船長がどれどれ、と様子見のために竿を取ったのかもしれない。

健船長を横目で見てると、振り込んで直ぐに型を出し、立て続けにショウサイを抜き揚げる。

流れるようにゆったりしたその誘いたるや、やはり異次元。
モノが違いますな。


(第2忠丸。)

釣れ続いてるからか朝の移動以降は同じ場所。
勇治船長の第2忠丸も近くに来て、そのスーパー舳ではユキちゃんが竿を出してるのが見える。
遠目にも異次元の誘いでコンスタントに揚げてるのが分かる。

こちらはポツと獲れるもののペースに乗れない。
優しいつもりでもショウサイにとってはまだまた不自然なんだろう。


(5匹目が10:50。)

11時前にツ抜け折り返しの5匹目を揚げる。
ペースは悪くないけど、ポツと回って来たのを揚げてる感じで、寄せて獲ってる気がしない。
さっき見た健船長の誘いには程遠いな。

色々考えちゃうけど、今朝ユキちゃんに聞いたアドバイスには「考え過ぎない」ってのもあったから無心になって誘う。

ところが、このあとは追釣叶わず捌きタイムを迎える。
船中数が多いから13:30からの捌きだ。


(白子は約束されてるからね。)

午後になってペースが落ちたものの艫側の方々はポツポツと揚げてるし、何とかこちらも追加が欲しいところ。

前回も5匹だったし目標の半分しか獲れてないよ、と誘い続ける最中、捌かれて戻ってきた袋には大振りの白子が複数見えた。
良型が多いし、これで食は約束されたぞ。


(泣きの1匹を揚げる。)

あとは追加を獲れるかどうかだ。

優しく自然に、は何処へやら、とにかく居るヤツを獲りに行くために早いピッチで探る。

すると、ゼロテンに気配あり。
集中して竿先を見つめて、チョンと出たアタリで掛けた。
これがラストの1匹。


(第2忠丸は残業のようだ。)

結果は6匹。
いろいろと考えるところがあったものの、結果には繋がらず。

もっとショウサイフグたちの気持ちを考え、奉仕の心で給仕してアカエビを食べていただかねばなりませんね。
もっともっとフグ様たちに寄り添わねばならないのですね。

異次元なんて遥か彼方だな。

・ショウサイフグ : 6
船中2~27
中潮



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