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【釣】手強い冬場のカワハギを煮えずに楽しむ (2022/02/18 カワハギ 一俊丸)

2022-02-21 06:26:00 | 釣り
ブログで振り返ってみると、カワハギ釣りは3年振り。

同じテクニカル系の釣りでは湾フグを優先しちゃうし、度々フグ釣りのゲストでカワハギが獲れるから、どうしても頻度が下がっちゃう。

フグと並んでエサ取り名人と言われるカワハギは、冬場だと更に手強くなる。
活発にエサを食わず、アサリの肝だけをチョイと啄んでいくこともある。

カワハギはアサリの肝が好き。
こちらはカワハギの肝が好き。
お互い肝を賭けた勝負になるな。


(お久し振りです。)

一俊丸さんは去年7月のシロギス釣り以来。

その間、茅ヶ崎西駐車場がただの砂浜からコンクリで綺麗に整備された。
1日2,000円するけど、船宿利用で無料になるよ。

5:20に駐車場に停めて5:45の釣り座抽選は5人中4番目、左舷舳を選択。
左舷6名で総勢11人。
平日なのに以外と乗ってるな。


(綺麗な朝焼け。)

港へは駐車場を横切って行けるから、砂浜を歩く必要がなくなったのはありがたいよ。


(富士山と満月のコラボ。)

竿はStephanoではなくAllegroを選択。
手感度よりも湾フグで鍛えた目感度で勝負しようと考えたのですよ。


(潮はこんなに感じ。)

天気が良くて富士山が綺麗に見える。
風もなくて寒さを感じないのはありがたいな。
冬のカワハギ釣りは頻繁にするエサ着けが指が凍えて辛いのよ。


(出船。)

仕掛けは幹糸にキラキラテープを貼り、オモリ部にヒラヒラのラバースカートを着ける。
集魚板は着けずに感度重視でシンプルにする。


(ブルーが眩しいよ。)

茅ヶ崎沖で釣り開始。

上下の誘いからのゼロテンで様子を見る。
誘いは優しくスローにして、ゼロテンは3秒から5秒。

暫くしてエサをチェックすると、アサリの肝がありませんよ。
やられたね。
カワハギはいるのね。


(良い凪ですよ。)

何せ3年振りなんで、色々パターンを変えて情報収集から始める。

活性は悪くないようで肝だけじゃなく、綺麗にアサリをツルテンにされることもある。
カワハギめ、やるじゃないの。

ゼロテンでチョンと竿先を揺らすアタリを取ってアワセてもなかなか掛けられない。

明確なアタリでのファーストヒットは、


(ゲストの常連だね。)

トラギス。

魚が釣れるのは嬉しいけどリリースで。
出来ればゲストを回避して本命だけを狙いたいけど、贅沢は言ってられない。
取れるアタリで獲らないと。


(富士山を眺めながら。)

高活性じゃないから、誘いを大きくしてもカワハギは着いてこれないだろう。

上下の誘い幅は小さくしてゆっくりの誘い下げに聞きを混ぜつつ、着底したら一呼吸して空アワセ、反応がなければそのあとゼロテンで5秒待ち。

このパターンを繰り返してると、着底と同時にアタリが出て掛けた。

グングン来る手応えに時たま突っ込む引きはカワハギでしょう。
抜き揚げると嬉しい良型だ。


(7:30に1匹目。)

プックリとお腹が膨れたキモパンで、これで肝醤油での刺身が確定。
お楽しみのために、エラを切って血抜きしてクーラーに納めておきますよ。

早い時間に型が見れると気持ちが楽だ。
次を狙ってパターンを続ける。


(陽が昇るとポカポカね。)

ゼロテンでアタリが出るけど掛からず、やっと掛けるとキタマクラ、が続く。

ポツポツとアタリがあっても掛けられず、頻繁にエサ着けとなる。
掛けてもキタマクラかもだけど。


(富士山綺麗だな。)

湾フグではアタリを取れればカットウに掛けられる確率は高い。
カワハギ釣りはアタリを取ってもそこからが遠いな。

2匹目は1時間が過ぎた頃。


(8:47に2匹目。)

これも良型でキモパン。
型が出たら良型なのは嬉しいね。

釣り場は根や根の際が多く、常に底を気にしないと根掛かりしちゃう。

船が流れるに合わせて忙しく竿を動かして底をトレースし、止めれるところでゼロテン、アタリを待つ。

魚の気配は少ないけど、飽きずに攻められますよ。


(9:21に3匹目。富士を啄むカワハギ。)

ゼロテンのアタリに反応して掛けられたのが3匹目。
型は小さくなってる。

時速1匹ペースで揚げてるのはまあまあかな、と思ってこのあとも期待するものの、その後は本命もゲストも反応がなくなる我慢の時間になる。

渋いなー。とか周りから声が聞こえるし、左舷の殆どの人が座ったまま釣りをしてる。

状況を打開しようと船長はいろいろ場所を変えて探索。


(あちこち探索するも。)

アタリが遠いものの、こんな状況は湾フグで鍛えられてるから堪えませんよ。

パターンを変えて、キャストもして色々探るけど反応なし。
ゼロテンを長く取ると、たまに肝だけヤられるからいることはいるんだな。

エサが食われないのを見て船長は大きく移動、江ノ島近辺に場所を移しても状況は変わらず。


(江ノ島。)

たまに肝はいかれるから、疎らだろうけどカワハギはいるのだろう。

この状況で掛けるには、肝の中のハリ先をカワハギが啄んだ瞬間にアワセるしかない。

今の腕だと、アタリを取ってもアワセが間に合わないだろうし、そもそもアタリが取れるかも分からない。

可能性があるのは、タイム釣りでカワハギが口にしただろう瞬間にアワセるしかないか。


(江ノ島と富士山。)

集中力を切らさず、状況と自分の腕と相談してやれることをやる。

やれる引き出しも3年前に比べて増えてるし、湾フグ修行のおかげで釣技が上がってるのを実感したよ。


(12:10に4匹目。)

3時間振りにやっと4匹目を揚げる。

潮止まりになってゲストのアタリも遠退き我慢が続いてるけど、それでも煮えずに頑張りますよ。


(13:55に5匹目。)

その甲斐あってあがり間際に型は小さくなってるものの本命を追加。

これで終了。
沖あがり。

結果は5匹。


(沖あがり。)

釣果は少ないけれど、魚の気配はあったし、いろんな事を試せて飽きずに楽しめた。

元々厳しい冬場のカワハギで数釣りが出来るなんて思ってない。
良型のキモパンを手にしたし、満足かな。

また来シーズン、もう少し易しい時期に乗りましょう。


・カワハギ : 5
・トラギス : 6 (リリース)
・ベラ   : 4 (リリース)
・キタマクラ : 6 (リリース)
船中:2~9
大潮


🐡