1月初旬に受診した人間ドックの結果が届いた。
前立腺がん!?
昨年の人間ドックで見つかった腎結石は、壮絶な痛みを伴って既に出たし、まだ内蔵されている3mmと1mm弾はエコーでは映らないそうなので小康状態だろう。
積年の課題である脂質代謝数値の改善に向けて、リコピンのサプリメントを飲んだり、毎日サラダを食べたり、ジムに通って筋トレとジョグに励んだりと、それなりの対策をしてきたので、この1年間の通知表を受け取る気分だ。
封を切り、さて成績やいかに?と逆さにして結果を取り出そうとしたところ、ポトリと小さな封筒が落ちた。
「紹介状か!?」
いつもは入ってない小封筒を確認すると、やはり紹介状で間違いなし。
再検査項目が見つかったということだ。
マジか。。。
診断結果を見ると、脂質代謝項目の各数値はあまり変わっておらず、「要経過観察」のまま。
ちょっとは改善を期待してたところで残念だけど、コロナ禍の在宅勤務で顕著な運動不足のところを、悪化させずに足踏みで留まったのは対策が効いたおかげと前向きに捉えておこう。
が、今はそれどころじゃない。
以前からの懸案項目を確認しても突出した異常は見当たらず、何が引っ掛かってるのか分からない。
裏返して所見欄を見ると、「要精密検査 PSA」とある。
PSA?
こんな項目記憶にないぞ、と検査項目の説明を読むと、
「前立腺の検査で肥大症やがんなどで上昇します。」
とある。
前立腺がん!?
早期発見で治る印象があるものの、がんはがん。
ついに来るものが来たのか!?
不安は早めに解消したいから、翌日に近場の総合病院に翌週の検査予約を入れる。
タイムリーなことにその日の新聞に、脚本家の三谷幸喜が前立腺がんの手術をしたことを語るコラムが載ってるし、これはフラグが立ってるのか?
仮にそうだとしても、早期発見でどうにかなるだろう。
隅から隅まで検査して貰いましょう。
予約日に朝イチで総合病院に行き、ご年配の諸先輩方に囲まれて順番を待つ。
MRIや直腸診、組織検査もするかもな。
何だろうと受けて立とうじゃないの。
腹を据えて診察室に入ると、
「1年でPSAの値はこんなに上がらないし、1月に検査したばかりだから4月に精密検査をしましょう。」
とお医者さんが言う。
紹介状に経年の検査値が記載されてるそうで、今回の数値は急に跳ね上がり過ぎらしい。
がん以外で検査数値が高く出てしまう要素は幾つかあるそうだ。
特に検査などせず、4月の精密検査の予約をして診療は終了。
次回は血液検査とMRIをするとのことだけど、肩透かしで終わったな。
PSA値の正体が明らかになるのは4月に持ち越し。
何かの間違いか、前立腺肥大か、他の要因か、それとも最悪の結果が出てしまうのか、胆力を練ってその時を待ちましょう。
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