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【釣】ヤツに阻まれ魂のシャクリは本命に届かず (2022/11/04 アオリイカ 野毛屋)

2022-11-25 06:35:00 | 釣り
8年振りのアオリイカ釣り。

お気づきの方もおられるでしょうが、扉画像はアオリイカではありません。
スミイカでございます。

そう。
結果はオデコ。

アオリイカは釣れず、スミイカ1匹で終わりました。
トホホ。


(毎度。)

戦友Aさんとコンビニで待ち合わせして野毛屋さん着が5:00ちょい過ぎ。
8番目で宿の駐車場に停める。
平日とあってお客は少ないようだ。

釣り座は左舷舳2、3番の並びをチョイス。
舳側を譲っていただいた。


(本日は第2忠丸。)

乗船して準備。
左舷右舷とも8名で総勢16名。
一方、フグ船はたった4名の大名釣りだぞ。

Aさんのエギコレクションを見せて貰うとなかなかの量だ。
釣行で釣れてるエギを見ると買って帰っちゃうとのこと。
エギやルアーはコレクター魂を刺激するよね。


(そびえ立つ長竿。)

竿は昨年買って寝かせておいた勇治船長監修の舷天アオリイカⅡ350。
シャクリ続けるアオリイカ釣りでは長竿が疲れないそうだ。

釣り方は前日にYoutubeで勇治船長がなおちんにレクチャーしてる動画を見つけたんで、2回見て予習しましたよ。

動画でなおちんはポンポンとアオリを揚げてたから、あやかれるといいな。


(出船。)

定刻に出船。

長竿だから平潟湾の橋をくぐる時に竿を寝かさないといけないので注意ね。

湾を出て竹岡沖へ向かうと思いきや船は南下する。


(灯台が見える距離。)

着いたのは観音崎沖。

船が止まってハタと気づいた。
風向きが違う。

予報じゃ北風のはずが南西風が吹いてる。
これじゃ左舷前は不利じゃん。


(潮はこんな感じ。)

風向きはしょうがないから出来る努力をしましょう。

エギは3.5~4.0号。
中オモリは5か6号、ハリスは3m。

釣り方は上からの指示ダナに中オモリを止めて、3~5秒毎に竿の振幅1mくらいで鋭くシャクる。

これを1日続ける。
とにかくシャクる。
ひたすらシャクり続ける。

長竿なのは、少ない振り幅で楽に大きくエギを動かせるからだね。


(釣り開始。)

黙々とシャクり続けてると、右舷舳で型を見た。
予報と違ったから右舷有利だからね。

こちらにも来るか、来るかと期待するも左舷は音沙汰なし。

ポツリと獲れるのは右舷ばかりだ。


(ローテーションするエギ。)

シャクり続けて何の反応もなしだと、段々と疑心暗鬼になってくる。

シャクりが悪いのか?
幅か?スピードか?
はたまたエギのカラーがお気に召さないのか?

流し変えごとにエギをローテーションし、シャクりを変えても音沙汰なし。

この釣りは体力もだけど強い気持ちが必要ね。


(イカを求めて流し変え。)

船中揚がるのは右舷ばかりで、左舷は沈黙したままだ。

特に右舷艫が好調のようで、舳で待機してるSトシくんがしょっちゅうタモ入れに行くよ。

こんなに差が付くものかね?


(晴れた空、そよぐ風、澄んだ潮。)

澄み潮でコンディションとしては良くないところ、Aさんと励まし合いつつシャクり続ける。

こんな状況だけど気は抜けない。
空振り続きであっても、何の前触れもなく次のシャクリで乗るかもしれない。
1000回空振ろうが、次の1回で掛かるかもしれない。
魂を込めてシャクリ続けますよ。

すると、シャクリの途中で重みが加わり、長竿が胴からお辞儀する。

キタっ

竿を立ててしっかり乗せてから巻きに入る。
竿は綺麗な弧を描いてる。
重いだけの釣り味はイカに違いない。
乗ったぞ!

Aさんから気の早い「おめでとー!」の声か掛かり、左舷に初めてタモを手にSトシくんが来る。

左舷の衆目を集める中、ゆらゆらと水面下に姿を表したのは、


(キミだね。9:27にゲット。)

スミイカ。

慎重に首根っこを握って角を折り、桶に横たえる。
本命のアオリじゃなくて残念だけど、スミイカは嬉しい裏本命ね。
サクッと甘い刺身が楽しみだ。


(再びシャクり続ける。)

獲物が掛かって半円を画く長竿のシルエットは美しかった。
次こそ本命で竿を曲げてやるぞ。

相変わらず型が出るのは右舷ばかりのところ、お隣、左舷舳の常連の方が掛けた。

来たか!
勇治船長のアナウンスとともに左舷の皆が注目するところ、首を振る常連さん。

竿は綺麗に曲がってるけど、竿先がグングンと突っ込んでる。
イカじゃなく魚だね。

水面で外れたのはサバフグ。
ここでもヤツが顔を出すのか。

すると、今度はこっちの竿がシャクりで止められ、来たか!と思うとグングンと引く。
衆目の中、首を横に振る。

今度はAさん。
今度こそ来たか!
首を振るAさん。

左舷舳で前から3人順番にヤツの洗礼を受ける。

その後も暫く左舷前3人で、

来たか!
サバだー!
のやり取りが続き、盛り上がったけどね。


(サバフグにヤられたエギ。)

左舷で度々竿を止めるのはサバフグのみ。
本命は右舷でしか揚がらない。
見事なまでのコントラストだな。


(サバフグどんだけ湧いてんのよ。)

サバフグを避けるためか竹岡沖に移動。

午後を回ってやっと舳の常連さんが本命アオリイカを揚げた。
隣の桶に横たわるアオリをついついチラ見しちゃいますよ。

結局左舷で揚がったのはこの1匹のみ。

例によって勇治船長が残業してくれたものの、魂のシャクりは最後までアオリイカには届きませんでした。


(沖あがり。)

結果はオデコでスミイカ1匹。

Aさんもボウズに終わり、お互いに痛い釣行で終わった。

よもや、釣り目標「アオリイカを釣る」が1回で達成できないとは思わなんだ。
今日はフグに乗っておく日だったのか?

アオリが釣れずにスミイカ1匹で終わるのは、8年前に初めて野毛屋さんに乗った時と同じ結果だ。
8年振りの忘れ物は回収できず、8年前と同じ結果、同じ悔しさを味わうとはね。

アオリイカも年内の再戦が叶うだろか?
アオリの翌日釣果が好調だったのもまた切なかった。


・スミイカ : 1
船中0~4
若潮


🦑