内水面の釣りの中でも難しく初心者にはハードルが高いだろう鮎の友釣りを、JOFI神奈川のインストラクターが指導して体験して貰いましょうというイベントです。
今回もにわか鮎釣りインストラクターとしてサポートします。
今回のために鮎タモ、オトリ缶、引き船を購入したので、道具一式が揃いました。
竿はベテランインストラクターからお下がりを譲っていただいたので、格好だけは一人前の鮎釣り師です。
タープと幟を立てて集合は9:00。
今回は6名の方が参加されますが、うち3名が女性です。
女性2人組はわざわざ千葉からお越しいただき、私が担当する女性は所沢から参加とのこと。
どちらの方々も地元の近くに良い川がありそうですが、ネットで調べても関東圏での鮎釣り教室がないそうです。
探しても東北や中部などで、参加が難しいものばかりだとのことでした。
この初心者鮎釣り教室が人気なのは、そんな事情があるのですね。
主催側としてやり甲斐を感じます。
天気は快晴。
川の水量も落ち着いていますが、先行して竿を出していたインストラクターによると、渋いとのことでした。
何とか釣って貰いたいですが、まずは友釣りを体験して雰囲気を知っていただければと思います。
ベテランインストラクターから注意事項をお話しして集合写真を撮ったら釣り開始です。
それぞれの参加者にインストラクターが付いてサポートします。
(当日の面々。JOFI神奈川のホームページから。)
私が担当する女性の方は船釣りをされるそうで、直近で湾フグやマダコに乗ったとのこと。
つい湾フグトークに花が咲いてしまいました。
付き添いのご主人はカメラ係。
聞くところによると、ご主人は釣りをやられず奥さま独りで釣りに行かれるとのこと。
友釣りは以前から興味があり、教室に申し込まれたそうです。
(実釣風景。JOFI神奈川のホームページから。)
奥さまはさすがに竿の扱いには馴れておられるものの、鮎竿の長さを持て余しています。
釣りをやっていても8mもの竿なんて初めてですよね。
段々と操作に馴れてくるに連れて、オトリ鮎をポイントに誘導できるようになりました。
ですが、ウェーダーでは流れに足を取られて移動がままならないようで、ポイント移動が難しいです。
安全第一ですから、無理せず探れる範囲で釣りましょう。
(指導中?JOFI神奈川のホームページから。)
1匹目のオトリがヘタったところで2匹目に替えると、元気良く泳いでくれます。
いくつかのポイントをかすめて、川の中央の岩の淵を目掛けて勢い良く走って行きます。
「気配ありますよ。近くに鮎がいるのかもしれませんね。」
と言ったところで、キタ!とアタリを取ってくれました。
ゆっくり竿を起こして寄せて貰うと、鮎の背に掛針がしっかり掛かっています。
抜き揚げて貰うと、斜め後ろをぐるっと周ってタモに収まりました。
これでホッと一息。
渋いと言われていたところで型を見て良かったです。
20cm弱の胸ビレ横に黄色い追い星が出た綺麗な鮎です。
初めて鮎を釣りあげてとても喜んでいただけました。
ここで11:00を迎えて休憩を入れます。
(八菅橋。)
水分補給や昼食を取り、12:00から釣りを再開。
釣れた野鮎をオトリにポイントを変えて挑みましたが、アタリが一度とドンコを釣り揚げたのみで13:00に終了になりました。
残念ですがお一人だけ掛けたもののバラして型を見ず。
多い方は4匹を釣られました。
(釣れた鮎たち。JOFI神奈川のホームページから。)
友釣りは、いかに早くオトリを野鮎に替えられるかが勝負です。
その点ではまだまだポイントの見極めが至らず、的確なサポートができていません。
自分でも経験を積んでレベルを上げていきたいです。
今年の鮎釣り教室は残すところ9月の1回になりました。
既に満員でキャンセル待ちになっていますが、ご興味があれば来シーズンに申し込みください。
スタッフ一同お待ちしています。
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