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【釣】最後の最後に魂の素振りが実を結ぶ (2023/11/03 アオリイカ 野毛屋)

2023-11-10 06:07:00 | 釣り
11月3日(金・祝)に今季初日を迎えた野毛屋さんのアオリイカ。

アオリは昨年初めて乗って今回が3回目。
まだ型を見てないんで何とか今回はお願いしたいね。

4:50着で22番目。

フグ船もアジ船も満員だし、2艘出しのアオリイカ船もお客が集まって盛況だね。


(毎度。)

車をコインパーキングに停めて宿前に並ぼうとしたところで声を掛けられる。
振り返ると戦友Aさんではありませんか。

示し合わせた訳ではないけれどAさんもアオリとのこと。
ならば一緒に乗りましょう。

釣り座はユキちゃん船の左舷艫2、3番目の並びをチョイス。


(ユキちゃん船は左。)

船上で準備をしていると続々とお客が乗って来る。
左舷は11名だったか。

胴の間の4名は貸し竿のビギナーだ。
ポンポンと釣れる釣り物ではないアオリイカに挑戦とはチャレンジャーだね。

かく言う私もまだアオリイカを釣っていませんがね。


(出船。)

竿は勇治船長プロデュースの舷天アオリイカⅡの3.5m。
昨年竿先を海へ奉納しちゃって追加購入したから魂入れに2匹は必要だな。

中オモリは野毛屋さんで購入したキングシンカーの6号。


(ローテーションするエギ。)

エギは昨年Aさんから教わってネオンブライトをポツポツ買い足したからバリエーションには困らない。

数が多いとローテーション地獄にハマりそうだから選抜した4つを使うつもりだ。


(釣り開始。)

釣り開始。

勇治船長の船は見か掛けないから別々の場所を攻める作戦かな。

15m前後の浅場からスタートするも船中音沙汰なし。

潮止まりが近くて潮が動いていないから、まず暫くはシャクリの練習ね。
シャクリは4秒間隔。


(潮はこんな感じ。)

場所を変えて今度の水深は20〜30m。

長竿はシャクリ幅が取れるから小さいアクションで済むけど、竿が長い分重たい。
片手シャクリは数回が限度で、基本は左手を添えてフォローするスタイルになる。

大きくシャクリ過ぎてもダメだから、下げた竿先を水平にする幅でシャクる。

すると、シャクリが途中で止められ、長竿が大きく弧を描く。

「来たっ!」

これは船中1匹目じゃね。
開始早々型を見て楽になれるな。

などと考えながら巻いていると、竿先がグングンと突っ込む。

これは普段から経験している引きだ。
エギにまでチョッカイを出すヤツだな。

水面まで揚げると睨んだとおりサバフグ。
エギを揺すってリリースする。
エギを確認するとしっかり噛み跡が付いてましたよ。


(天気良いです。)

その後、船中長い沈黙が続き、右舷でようやく型を見る。

「やっと型が見れました」

ユキちゃん船長のアナウンスは切実だったのだろう。

すると、右舷ばかりでポツポツとアオリが揚がり始め、とりわけ右舷大艫の常連さんが連チャンする。


(恒例の風景写真。)

右舷艫有利で堰き止められて左舷におこぼれが回って来ない状況だ。
アオリの数がいればこちらにもチャンスが回って来るだろうけれど、群れていないのだろうね。

左舷初はお隣の大艫さん。
その後はほぼ左右大艫の二人で揚げる展開だ。

アオリイカはこうも顕著に潮と釣り座の影響を受ける釣りなんだな。


(桶は空のまま。)

それでもシャクリ続ける。

漫然とシャクっていては釣れるものも釣れないぞ。
いつかはチャンスが来るはず。
ワンチャンはあるはず。
諦めたらそこで試合終了よ。

Aさんと励まし合ってシャクリ続ける。


(まだ風景写真よ。)

昼を回り、残り時間が少なくなると段々と弱気が頭をもたげて来る。

右舷大艫さんはツ抜ける勢いで釣るし、お隣の大艫さんも4匹は揚げてるのも気持ちに追い打ちをかける。

これまでの釣りでもこんな厳しい流れは多々あった。
ただ、全くカスリもしないケースは1、2回しかなかった。

ワンチャンはあるはず。
必ずチャンスが来るはず。

気持ちを奮い立たせてシャクリに魂を込める。

すると、右舷大艫と左舷大艫がダブルヒット。
更に右舷でも巻いてるとのアナウンスが入る。

チャンスタイムか!?

「来たっ!」

Aさんの竿が曲がる。

ここだ!
ワンチャンだ!

続くシャクリが止められて長竿が曲がる。

「こっちも来た!」

左舷大艫から3人が同時ヒットだ。

浮かせると、紛うことなくアオリイカ。

竿を立ててシンカーを掴み、竿を置いてハリスを手繰る。
エギを掴んだらアオリの裏面を海側に向けて首根っこを握ってエギから外し、ゲソを下に向けて筒に溜まった海水を出す。
海水が出たら墨は吐かないそうだ。

あとはアオリを桶に優しく横たえる。


(14:43にやっと1匹目。)

Aさんと共にボウズを脱してホッとする。

この流しで船中ポンポンとアオリイカが取り込まれた。
当ててくれたユキちゃん船長に感謝だ。

チャンスはここだと打ち返すもこの日初のチャンスタイムは落ち着いてしまう。


(またもや風景写真。遠方に勇治船が見える。)

15:00を回り残業時間に突入。

勇治船長もユキちゃん船長も16:00まで延長してくれるのだろう。

すると、場所を変えた流しでデジャブのように右舷と左舷の両大艫がダブルヒット。
少し遅れてAさんも掛ける。

この流れは次は自分だ。
来るか、来るか。

期待を込めてシャクり続けるも、来ない。
マジか。。。

それでも諦めずにシャクリ続ける。

朝から何千回と素振りを繰り返してやっとバッターボックスに立てたのだから諦めてなるものか。

遅れること十数分。

何の前触れもなく竿を止められ、船中一人ヒットで来ましたよ。


(15:36に2匹目。)

1匹目よりも型が良くなって700gくらいかな。
ユキちゃんから記念撮影いただきました。

食を考えても2匹目が獲れて良かったー。


(ユキちゃんブログから拝借。)

これにて終了。

結果は2匹。

正規の時間だと実釣時間7時間の残り20分で初めてチャンスが訪れた。
2匹目は残業時間だったし。
諦めたら終わってたね。


(沖あがり。)

通算4回目にしてようやくアオリイカを釣ることができた。
群れに当たれば盛り上がるけれど、なかなかにギャンブル性がある釣りだな。

今年の目標達成にはあと3匹釣らねばならん。
年末までにもう1度乗らねばならんな。


・アオリイカ : 2
・サバフグ  : 1(リリース)
船中0〜9
中潮


🦑


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