釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【感】デビュー戦をプロデュースするも見送りになる

2019-06-11 06:05:03 | 雑感
釣りが趣味だということは会社でも公言していて、それなりに認知されている。

おかげで、社内では定期的にコンペが開催されるくらいゴルフ人口があるのだけど、そちらへ参加の圧は釣りを盾にお断り出来るようになった。
まあ、お小遣いが倍に増えればゴルフとの両立が可能かもしれませんがね。

で、認知が進むと、船釣りに興味を持っているという方からお声が掛かるようになる。

子供の頃にちょいと経験があり、今年釣りを始めてみようと決心したYさん。
自分の活動に触発されて昨年暮れから船釣りを始めて、以来月イチで釣行してると言うIさん。

そうですか、船釣りに行きたいですか、ならば折角だから皆で行きましょう、と野毛屋さんでリレーする計画をしていたターゲット日が6月8日(土)。

食味では八景沖の脂ノリノリの金アジと、シーズン真っ只中のショウサイフグの白子に舌鼓を打つという贅沢、釣味では初級のコマセ釣りと上級のカットウ釣りを組み合わせ、アジが釣れ盛ったとしても、釣りなんてチョロいぞ、と勘違いさせない試練も味わわせてやろうというアメとムチのプランだ。
(単に常宿に連れて行くとも言えますがね。)


(これと、)


(これね。)

初めての湾フグで釣れなくても、自分が釣ったショウサイと白子を拠出して食味を知ってもらったら、もうこの道に嵌まらずにはおれなくなるかもしれないぞ。

そんな使命感に燃えて、事前準備から当日の流れ、船釣りの基本から釣りものに応じた釣り方、下拵えから料理までをまとめた6ページから成る「釣行のしおり」を執筆、万全のプロデュースに向けて準備し、お二人もノリノリになっていた。

ところが、前日までの予報が悪かったため計画の延期を決断することに。
少しでも良いコンディションで船釣りを体験して貰うためには致し方ありませんな。

再度日程調整からやり直しだけど、自分の好きな道に人を引きずり込む企みはこちらにとっても楽しい機会だ。

満を持してハメちゃいますからね。


🐡


【食】ショウサイフグの和風カルパッチョ・唐揚げ・白子ポン酢

2019-06-07 05:37:23 | 釣魚料理
今季の白子シーズン開幕釣行は渋いながらも5匹を揚げたものの、白子は小さいのが2腹のみ。


(身は綺麗だよ。)

白子率40%という引きの弱さ、しかもモノが小さいとあって残念無念。


(たったのこれだけ。)

1回の白子ポン酢で消滅しちゃいましたよ。

昨年の人間ドックで尿酸値の上昇が認められ、たまに右足親指の付け根が痛む自覚症状もあるんで、量をいただくのは控えようと思うものの、それにしても少ないよ。

あれこれ料るのを楽しみにしてたのに、次回に持ち越しだ。


(和風テイストで。)

刺身は見送って、前回味をしめたカルパッチョに。
今回はニンニクは使わず、醤油を入れた和風テイストに仕立てる。
オリーブオイルに醤油とレモン汁でシンプルだからこそ素材が活きるね。

皆でペロッといっちゃって、評価も上々。
カルパッチョは和風の方が好みだな。


(久しぶりだ。)

残りの身はブツ切りにして唐揚げに。
久しぶりだけど、さすがの旨さ。

ビールに、ご飯のおかずに、バッチリ合う一品。


(集合写真。)

釣果はこの一食分で綺麗に完食。

次回に想いを馳せざるを得ない量だからフツフツと闘志が湧いて来てますよ。

そろそろその想いが報われても良いんじゃないでしょうかね。
明日はどっちだ?


🐡

【釣】今季初白子に挑み納得するも結果は奮わず (2019/05/25 ショウサイフグ 野毛屋)

2019-06-04 05:55:00 | 釣り
2019年白子シーズン開始後初のショウサイフグ釣行、いよいよ期間限定のお楽しみが始まりましたよ。

T1さんをピックアップして野毛屋さん5:00着で13番目、この日はずっと下げ潮なんで釣り座は左舷舳3、4番目をチョイス。


(潮はこんな感じ。)

沖に出たら風がそよそよだったんで実際は艫側が有利でした。
またしても釣り座を見誤ったわ。


(朝から日差しが強いよ。)

フグ船は片舷13名ほどでそれなりの客の乗り。

左隣になった方はフグ釣り3回目で単独釣行が初、しかも専用竿のメタリアを買っての初下ろしだそうだ。
この方は後にこの日船中唯一のトラフグを揚げた。
トラ、羨ましいっス。


(いざ出船。)

出船して大貫沖を目指すと海の濁りがひどい。
ところどころでカフェラテみたいな海面になってるよ。
5月21日(火)に降った大雨の影響で川からゴミや濁り水が入ったせいだろう。

ショウサイに影響がなければ良いけどね。


(富津公園の展望台が見える。)

大貫沖で釣り開始。

ショウサイフグはアンカーを打っての掛かり釣り。
風はそよそよ、まだ潮止まりだから凪いだ海で釣りやすい。
この時間は日射しはキツくなく、爽やかで気持ち良い。
でも、フグの反応はなし。
モーニングヒットを期待してたものの、そう上手くは行かないね。

誘い続けているとチョコチョコと突っつくような小さなアタリが出る。
アワセるも乗らず、度々食わせのエサを取られる。
隣の方が揚げたのを見たら正体はギマだな。

煩わしいので早々に胴突きを外しカットウオンリーにしましたよ。


(汚れが見えるよね。)

誘い続ける中、舳や艫で型を見るもののこちらは音沙汰なし。
まだ潮が効いていないからか船中アタっても単発だ。

それでは、と船下だけでなくキャストして周りにいるヤツを集めにかかる。


(8:40に1匹目。)

暫くキャストを繰り返すと、寄せてくる最中に反応が出る。
いたぞ、いたぞ、とタイミングを見計らったシャクリでサクッと掛けた。

ゴリ巻きから抜き揚げて1匹目。
小気味良く走るショウサイの引きは楽しいね。

この調子で稼ぐぞ、と息巻くも続かず、やはり単発止まりだ。


(海面は平和なもんだ。)

潮が効いてきても状況は変わらず。
ショウサイは群れてないのだろうか、数十分に1匹のペースでポツと揚げる盛り上がりに欠ける我慢の釣りだ。

もともと湾フグ釣りは数が出ない釣りものなんで、爆釣でウハウハなんて年に数回あるかくらいなもの。
我慢の状況でも集中力を切らさずに少ないチャンスをいかに逃さずモノにするかが大切だ。

数を揚げるよりも、渋々の中で納得の勝負の末揚げた1匹が満足感で勝ることもある。


(漂うゴミ。何らかの影響があるのだろうな。)

乏しい反応ながらも気配を感じ、竿先を数ミリ揺らすアタリに反射的にアワセる。
掛からずにスカしても誘い下げから再度のゼロテン。
左手はリールのハンドルに置き、斜に身構えて前のめりに竿先を凝視して次を待つ。

再度チョンと揺れるアタリにアワセるも乗らず。
更に前のめりに今日イチの集中力を絞り出す。

ゼロテンからイチ、二、サン、とカウントしつつ、竿先が揺れた瞬間に反応すると、三度目の正直でサクッと来た!

そのまま両手を挙げて追いアワセをくれてゴリ巻きに入るとブルブル小気味良く走る。
水面に見えたと同時に抜き揚げて良型のショウサイをゲット。


(納得の4匹目。)

付けエサはエサバリに刺さった殻部分だけになっていて、ラストチャンスの勝負で掛けた納得の1匹。

この痺れる駆け引きも湾フグの魅力だ。


(12時過ぎに5匹目。)

その30分後に同じ展開で納得の5匹目をゲット。
型も良くて満足度が高いよ。

ところがこの後追釣もなく終了を迎える。
渋かったからか健船長が残業してくれたんだけどね。


(ちょい寂しい釣果。)

結果は5匹。

しかし、残念なのは良型はいずれもメスで、お楽しみの白子が取れたのは小さい2匹のみ。

捌き後に健船長から受け取った袋を見てガックリしたよ。


(午後船の第三忠丸発見。)

今年はなかなか数が伸ばせない状況が続いてるけど、今回はショウサイフグと満足の勝負が出来て楽しかった。

次回はぜひ大振りの白子をお願いしたいもんですな。

・ショウサイフグ : 5 (白子2)
船中0~8
中潮


🐡