釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】カサゴの炙り刺身・味噌汁

2019-08-18 06:23:05 | 釣魚料理
年イチで乗る期間限定野毛屋さんのLTオニカサゴの釣果はリリースサイズのおチビで、お持ち帰りはノーマルカサゴのみだった。

カサゴだって乗り合い船が出るくらい美味しいターゲットなんだから、ありがたくいただきますよ。


(ちょびっとだけ。)

新鮮なお魚での楽しみの一つ、胃袋。
きれいにヌメリを取って軽く湯通ししてポン酢でいただく。

コリッとした食感が良いね。
もう一つのお楽しみの肝は小さくて見送りました。


(皿と保護色になっちゃったな。)

1日寝かせた身はまだプリプリ。
やはり刺身でいただかねば、と皮目を炙って炙り刺に。

身の甘味が引き立つね。
根魚独特の身質が持つこの旨味は市販の刺身では味わえないもの。
釣りをすればこそのご褒美だ。


(骨まで愛します。)

アラで出汁を取ったカサゴの味噌汁。

カサゴの大きな頭は良い出汁が出るし、プリプリの頬肉や目や口の周りのゼラチン質を味わえる。
ホッとする一品だね。


(集合写真。)

オニが釣れなかったのは残念だったけど、カサゴが十分に穴を埋めてくれた。

オニ退治はまた来年、腕を磨いてリベンジだ。


🐡

【釣】オニ退治で返り討ちに会う (2019/08/12 LTオニカサゴ 野毛屋)

2019-08-16 05:55:03 | 釣り
野毛屋さんでの期間限定完全予約制のLTオニカサゴ。

気合いを込めて必勝仕掛けを自作して、5:00野毛屋さん着で11番目。
釣り座は左舷側が多く取られてなぜか右舷はスカスカ、期せずして右舷大艫をいただきましたよ。


(毎度。)

毎度出船前には宿でペヤングをいただくのがルーチンになってる。
宿でお会いした花王名人劇場さんもヤキソバを食べていて、最近ハマって持ち歩いてるという粉山椒を勧めていただいた。

お借りしてペヤングに振り掛けてみると、驚きの旨さ。
山椒の刺激と風味がソース味に階層をプラスしてインスタントなのに高級感が出る。
なるほど、これはハマるのも頷ける。
癖になる旨さだ。

花王名人劇場さん、勉強になりました。
ありがとうございました。
m(_ _)m


(大艫ゲット。)

船に乗り込んで準備する。
14名の人数限定なんで余裕の釣り座だ。

お隣さんにご挨拶すると、中1日のリベンジ釣行だとのこと。
空いてた初日に乗ったところ、左舷ばかりが揚がってアタリすらなくボウズを食らったそうだ。
それを知ってて今日皆さんは左舷を選んだのか?

自分も去年のチビオニのリベンジだと伝え、お互い励まし合う。


(潮はこんな感じ。)

LTオニカサゴは片テンビンにオモリは50号、仕掛けは全長1.8mの2本バリの自作。
エサはサバの切り身が支給されるが、何を持ち込んでも良い。
今回は何も持って来なかったよ。

出船後20分ほど南下して横須賀沖で釣り開始。

現着したら健船長から釣り方を教わる。
底を取ったら1m切ってアタリを待ち、オニカサゴのグンと来るアタリが出たら乗せるようにアワセる。
タナ取りは頻繁に、ただし誘い過ぎはNG、オニに食う間を与えること。


(開始はここ。)

実釣開始。

仕掛けを落とすと、潮が早い。
しかも上潮と底潮の流れがちぐはぐな二枚潮だ。
底を取るのも難しく、あちこちでオマツリが多発する。

自分も多重オマツリになって、1投目から仕掛けを切り刻むことになった。
仕方ないね。

船長は早々にここを切り上げて潮の緩いポイントに移動する。


(ここは穏やか。)

移動しての第1投、格段に釣りやすい場所だ。
マメに底取りをしつつも食わせの間を持たせると、早々にクンと食い込みのアタリが来た。

来たよ、来たよ、と浮かれつつもじっくり食わせるために様子見して次のアタリで乗せる。
掛けた!

巻き上げ中もククンと活性があり、引きからして小物だけど、船中1匹目のオニをいただきだー、とほくそ笑む。


(キミかね。)

ところが、抜き揚げたのは25cmくらいのノーマルカサゴ。
オニにあらずとも、これはこれで嬉しいよ。

早々にボウズが消えてホッとする。
さあ、これから本命をゲットだぞ、と気合いを入れるものの、その後はトラギスと思われるブルブル来るアタリのみ。
でも、これは掛からない。


(チーバくんフェリーが行く。)

船中オニの1匹目は左舷大艫の方。
その後も左舷側でポツポツ揚がるが右舷は沈黙。

今日も左舷なのかな?
いやいやこれからですよ、とお隣と話し合う。
しかし、右舷はその後も沈黙が続く。
オニさんどちら?


(ゲリラ豪雨発見。)

途中、通り雨に降られても手を止めない。
びしょ濡れになろうがタナを丁寧に取り、トラギスのアタリが続くとエサをチェック、その時を待つ。

直ぐに雨は止み、今度は強烈な日差しに炙られようが手を止めない。
きっと来る、と信じてその時を待つ。

それらしいアタリが出たのは11:45。
クンというアタリから食わせの間を取って乗せる。
巻きの途中でグングンと突っ込むような引きは本命ポイけど、引きから小物のようだ。

オニカサゴのキープは23cm以上。
何とかキープサイズであってくれー、と祈りつつ抜き揚げる。


(おチビ。)

オニはオニでも小オニ、人目で分かるリリースサイズだ。
記念撮影して直ぐにお別れですよ。

大人を連れて来てくれー、と送り出すと元気に海底に帰って行く。
本当に頼みますよ。


(捨てられるサバの切り身目当てのカモメたち。)

ところが、何の盛り上がりもないまま最後の流し。

お隣さんと、ここで揚げましょう、ドラマですよ、と励まし合う。

すると、最後の最後でお隣さんが掛けて巻いてる。
左隣の方とオマツってるようだけど活性がある引きだから魚がいるはず。
良い引きなんでタモを取って待ち構える。
現れたオレンジの魚体、40cm超えの良型オニカサゴだ!

タモで抜き揚げて、リベンジおめでとうございます!とタモごと手渡すと、

「残念ながら違うんです」

と、お隣さん、タモを更に隣の人に手渡す。
あらら、そちらのだったのね。

このまま沖あがり。
結局、お隣さんと二人してリベンジならず、オデコでしたよ。
トホホ。


(沖あがり後も着いてくるカモメたち。)

昨年に続き今年も本命はおチビ1匹。
オニ退治はまた来年だ。

なんか今年はことごとくリベンジ釣行で返り討ちに会ってるな。
最近満足いく釣りが出来てないよ。
へこむなー。
(T^T)

次に期待だ。

・オニカサゴ : 1 (リリース)
・カサゴ : 1
船中0~7
中潮

🐡

【釣】釣行前記 (2019/08/12 LTオニカサゴ 野毛屋)

2019-08-12 06:22:59 | 釣り
野毛屋さんではショウサイフグの白子シーズンが終えると、お盆時期限定のLTオニカサゴになる。

今年は夏休みをお盆に合わせたから、前半戦に行こうと週間予報が出た頃に予約の電話を入れた。

ところが軒並み一杯で、辛うじて12日(祝)にキャンセルが出た1名枠にギリ滑り込めた。
危うく乗り損なうとこだった。
お盆休みをナメてたよ。


(何とか行けそうだ。)

しかし、予約をしたらダブルタイフーンが襲来。
マジか!?と、予約を後半にし直すかチラと考えたものの、台風10号の先が見えるまで祈りつつ我慢した。

なかなか進路が定まらず、ヤキモキしたけど、足が遅くて12日はまだ釣行可能なようだ。
良かったー。


(去年のおチビ。)

去年のLTオニカサゴはリリースサイズの小オニしか獲れず、持ち帰りはゼロだった。

今年こそお持ち帰りサイズを複数匹獲りたいな。
さて、一年振りのリベンジなるか?


(大艫ゲット。)

と言うことで、野毛屋さん第一忠丸ナウ。


🐡

【食】アジのなめろう・アジフライ・骨せんべい

2019-08-09 05:56:09 | 釣魚料理
7月26日(金)の野毛屋さんへのアジ・フグリレーは、アジは32匹で竿頭、フグは最小釣果の1匹、しかも白子なしというイケてない結果。
振れ幅が激しいですな。

アジは1日フグ船に乗ったT1さんと、捌いた後にご近所さんにお裾分けしたんで、我が家で十分消化出来る数になった。

アジは量があると捌くのが大変だけど、生ゴミも大量に出るから、事あるごとにかみさんから「臭っ!」と言われ続ける。

更には、かつての「飽きた」発言を忘れ、やっぱりフグがいいなー、などと宣う始末。
確かに、生ゴミが出ずに匂いもないフグは優等生だけど、勝手だなー。


(刺身三種盛り。)

その1匹しか獲れなかったショウサイフグと小振りな金アジ、ゲストのシロギスを刺身でいただく。

アジの脂のノリはさすがで、これを食すために乗ったんだと言える価値ある品。
そこに淡白で上品なシロギス、更に旨味が濃いショウサイが良い調和を奏でる。
旨いねー。


(定番。)

そして、アジを釣ったら外さない我が家で定番の、なめろう。

家族皆大好きで、長男なんかほっておくといくらでもいっちゃいそうだ。
ホカホカご飯に乗せてガッツリかっ込んでる。


(初日の集合写真。)

翌日は揚げ物で攻める。

暑いからヤダとゴネた、かみさんを説得し、下拵えしたアジをどうにかフライにしてもらう。


(ホクホクですぜ。)

このサクッ・フワで臭みゼロのフライは市販のアジじゃまず無理でしょう。
毎度堪りませんな。
旨すぎです。


(いくらでもイケます。)

アジウイング。

アジのカマの素揚げだけど、カマ周りの肉の旨味と胸ビレのサクッが良い。
ツマミとしてサクサクいっちゃうよ。


(忘れずに。)

揚げ物の合間にサッパリのために刺身も忘れない。

寝かせたことで旨味とコクのバランスが更に良くなった。


(おやつがわりに。)

アジの骨せんべい。

揚げるのに時間が掛かるから食後に仕立てた。
家族それぞれ1匹分をバリバリといく。
香ばしくてサクサク、カルシウムたっぷりだね。


(2日目の集合写真。)

この他に干物にしたのが数匹あったものの、写真を取り忘れてしまった。
13%の塩水に30分だとちょっとしょっぱかったから次回は塩分濃度を控えよう。

今が旬の東京湾の金アジはさすがの旨さ。
でも、脂の乗りは去年の方が上だったかもしれないな。

そのうちにYさんの目標達成釣行に付き合って、またメタボアジを仕入れに行こうか。


🐡


【釣】デビュー戦プロデュースで背中が煤ける (2019/07/26 午後フグ 野毛屋)

2019-08-06 06:13:50 | 釣り
どうなることかと焦った午前アジも、終わってみれば形になった。

Yさんも、アジ釣りの要領が分かったし、晴天の下、東京湾をクルージング出来て気持ち良かった。と満足いただけた模様。

船を降り際、俊船長に、朝イチはどうなるかと思った、と伝えると、群れがいても全く食わないから参ったよ、とのこと。
最近のアジでは朝イチは食わないことがあるそうだ。


(晴れ晴れ。)

宿に戻って昼食を取り、Yさんは午後フグのために貸し竿の「健流」を借りる。
船は掃除中のため、宿前で竿を使って湾フグの釣り方をレクチャーする。

あがり間際にT1さんからのLINEで、やっとショウサイを1匹獲ったと連絡が入ったから状況は厳しいのかもしれない。
サバフグは結構揚がったそうですが。


(第2忠丸は出船なし。)

掃除が終わった頃合いで再び左舷大艫に乗り込み準備。
船上でYさんにエサの付け方を教え、係留されたまま竿を入れて底ダチ取りと誘いを練習して貰った。

予習が済んで出船、一路大貫沖を目指す。


(遠方に怪しい雲が見える。)

大貫沖で釣り開始。

Yさんの横に立って釣り方を最終チェックして、5秒ごとのやさしいシャクリを念押しする。

暫く横で見てて大丈夫そうだ、と自分の釣りを開始。
何とか白子と共にフグをお持ち帰りいただくためにも頑張るぞ。

と、その気持ちに水を差すように雨が振り始める。

パラ、どころじゃなくて暫くザーザーと降られ、慌ててレインウェアを着込む。


(この雲に降られた。)

30分ほどで雨は止み、その後は晴天。
風が強まってうねりが出てくる。
脱いだウェアが直ぐ乾いて良いけどね。

船中音沙汰なく皆黙々と誘っているところ、横を見るとYさんが巻いてる。

竿がしなってるから掛けてる!?
水面を見るとショウサイが浮いてくるところだ。

「巻いて!巻いて!」

浮いたところで、

「一気に抜き揚げて!!」

思わず叫んじゃう。

Yさん、無事ショウサイフグをゲット。
しかも白いのが出てるから白子も確定。
更には船中1番目で俊船長から記念撮影いただく。

Yさんは、誘ってたら掛かった、と至って冷静だ。
釣りの神様がハメてやろうとの思し召しかな。
ビギナーに釣れるのは釣りあるあるだ。

これで役目は果たせたとホッとする。
良かったー。
あとは師匠ヅラをするために自分が釣ればOK。

が、アタらない。
エサも噛られない。
マジか!?

キャストして探しまくって、初の活性に3回目のアワセで掛けてブチ抜いたらサバフグ。

Yさんにドヤと見せる予定がスカされる。
今日はアタリが遠い。


(キミではないのだよ。)

その後、寄せる途中で微妙なアタリらしき反応が2度あったけど、うねりのためか掛けられずエサだけヤラれる。
竿が3釣行振りのリアランサーだからタイミングがずれてるのかな?

刻々と時間は過ぎ、捌きも終えて、この流しであがります、と俊船長のアナウンスが。
いよいよオーラスだ。

フグ釣りなら数で負けることはないよ。
釣れなくても私が釣った分をお土産に差し上げますよ。

などと計画段階で宣言してたのに、初船釣りのビギナーのYさんの後塵を拝してしまうのか・・・


(ラストでこいつ。持ってるぜ!)

「これで揚がっていきまーす。」

アナウンスと同時に竿先がチョンと沈んだのに反応、サクッと来たところに両腕を高く上げて追いアワセも決まる、掛けた!

ゴリ巻きからブチ抜いたのは小型なショウサイ。
最後の最後で踏ん張った。


(沖あがり。)

結果はYさんと共に1匹。
活性が高くないとは言え、危うくオデコになりかけるとはダメダメですな。
背中が煤けてますぜ。

初釣りのプロデュースはギリギリで役目を果たせたけど、驕ってはいけませんね。
これからも精進ですな。

・ショウサイフグ : 1
・サバフグ : 1 (お裾分け)
船中0~3
小潮


🐡