釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】トンネルを抜けるとそこはまたトンネルだった (2021/10/30 野毛屋 ショウサイフグ)

2021-11-12 06:20:00 | 釣り
前回好釣果を揚げて、完全復活を期待しての野毛屋さんへの湾フグ釣行は、5:00着で15番目。

フグ船は予約で満員だそうで、何よりです。
釣り座はまたまた左舷舳2番目。
ここ3回連続で同じ釣り座だから定点観測になるね。

ただ、今回は週末釣行で満員だから、分け前が減るのは必至だ。


(毎度。)

緊急事態宣言が解除されたものの、宿内入店3名までは変わらず。
受付けが済んだら早々に船に行って準備する。


(4隻が並ぶ。)

仕掛けは胴突きを付けず、通常のカットウのみ。
チラシ仕掛けの方がアタリが多い印象だけど、釣行までに自作出来なかった。

前回ウミヘビを掛けてハリスを切ったため2本バリになった中古チラシが残ってるものの、ハリが足らねばダメだろう。


(出船。)

1名キャンセルが出たそうだけど、ほほ満員。
左舷は11名が収まって出船だ。

胴の間には女性同士で乗船してきた2人がおられ、装備を見るに釣りに馴れてるご様子。
女性にも子供たちにもご家族連れにも、気軽に釣り船に乗って貰えるといいね。


(潮はこんな感じ。)

八景沖で釣り開始。

前回の好調から早速のアタリを期待するも、音沙汰なし。

船中型は見たものの、後が続かないしこちらには何の反応もない。


(いませんか?)

朝イチからバリバリなんて滅多にないし、これからだろう、と思ってたら、健船長から移動のアナウンス。

10分くらい走るとのことで、北上して向かったのは南本牧。


(どうでしょ。)

両狙いでは度々来る国際埠頭脇の水路を流す。

ここでは隣の左舷舳の方、右舷舳に陣取る花王迷人劇場さんがポツポツとアカメを揚げてる。
ご両名ともチラシ仕掛けを使ってる。

通常カットウでもそんなに差はないだろう、そのうちアタるだろうと思って誘うものの、こっちは音沙汰なし。


(キミかね。)

ファーストヒットはイイダコ。

リリースしたもののこの後も追釣して4杯を揚げる。
そんなに来るならキープしとけば良かったな。


(いませんか?)

誘いは悪くないはず。
キャストもして異なる筋を探ってもいる。
なのにアタリすらなし。

チラシ仕掛けの方はポツポツ揚げてるものの、左舷を見渡して、自分を含めて通常カットウ仕掛けを使ってる人は鳴りを潜めてる。

こりゃ仕掛けの差がありありだ。


(いるはずなのにね。)

辛抱堪らず、ハリが足らない中古のチラシ仕掛けを引っ張り出し、胴突き用に用意してる4号ハリスの枝バリを結んで修理。
何とか3本にして使えるようにする。

通常カットウから付け替えての1投目。

数度誘うと、これまで音信不通だった竿先にアタリが出る。
全集中して次のアタリで掛けた!


(10:36にやっと1匹目。)

小型ながらアカメをゲット。

場所変えした1投目にしても、これまで3時間音沙汰なく、仕掛けを変えた途端に結果が出てはチラシ仕掛け有利は確実だろう。

更にポンポンとおチビコモンフグを連続で揚げる。


(移動中。)

やっと手が合ってきたか、と思ったところで移動。
八景沖に戻ることになる。

朝のサービスタイムにたった1匹とは痛いな。


(赤灯台近辺。)

八景沖は軽い根があり、2枚貝のガラが良く掛かる。

掛けた、と思っても糠喜びが多く、アタリが遠い。
流し変えて船中ポツと型が出る程度だ。

厳しいね。


(沖堤近辺。)

たまにアタッて掛けてもおチビコモンばかり。

野毛屋さんでは釣果にカウントしないから、お土産にはなるものの数が伸びないよ。

前回のように、寄せて掛けるなど程遠い。
誘いも何かが狂ってるのではあるまいか。
アタリがないとあらゆることに疑心暗鬼になっちゃうよ。


(12:40に2匹目。)

午後を回ってようやく2匹目、ショウサイフグを揚げる。
八景沖のショウサイは刺身でいただくよ。

チラシ仕掛けに変えてポツとアタリが出るものの、掛けるとおチビコモンが多い。

アカメやショウサイはどこにいるのかね?


(いませんか?)

午後の上げ潮止まりが近づくにつれて、ますますアタリが遠くなる。

こうなると集中力が低下してくる。
掛けた!と思ってガラだと集中力というMPを地味に削ってくれるのよ。

更に、同じ姿勢で誘い続けてたんで脊柱起立筋がゴリゴリに凝り、HPも目減りしていく。

RPGなら回復薬が必要な状態だな。


(桶にはアカメだけ残してクーラーへ。)

などと空想しながらの誘いに明確なアタリが出、アワセ一発、ガツン❗と掛けた。

突っ込む竿先、ギリギリと唸るリール。
今日イチの引きは、フグならアカメ、別の魚ならマゴチだと嬉しいな。

でも、揚がったのはサメ。

こいつのリリースにチラシ仕掛けのハリスを切らねばならず、チラシの在庫が底を着いた。


(いませんね。)

このあと、通常カットウ仕掛けに替えて誘い続けるも、何事も起こらず沖あがりを迎えた。

結果は3匹。
おチビコモンが6匹でフグ括りで9匹。

中にはアカメだけでツ抜けてる人もいるからダメダメだ。


(沖あがり。)

前回で完全復活だと思ったのに、またまた転落ですよ。

仕掛けはチラシの優位性がハッキリしたから、これからはチラシをメインにしよう。

再び這い上がるために、まずはチラシ仕掛けの大量生産だな。


・ショウサイフグ : 2
・アカメフグ : 1
・コモンフグ : 6 (リリース2)
・イイダコ  : 4 (リリース)
・サメ    : 1 (リリース)
船中:0~18
小潮


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【釣】釣行前記 (2021/10/30 野毛屋)

2021-11-08 06:40:00 | 釣り
野毛屋さんでの前回釣行は、長いトンネルを抜けてフグで今年初となるツ抜けを達成し、久し振りに気分良く納得の釣果を得た。

悩み苦しんだ湾フグの釣技に、復活の兆しが見えたと思いたいので、感覚を忘れぬうちに検証も兼ねて野毛屋さんへ向かいますよ。

両狙いで揚がるアカメフグを鍋で、そのプリプリの身を堪能したい。

腕と腹の両方を満たすため行って参ります。


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【釣】親子DEエンジョイフィッシングスクール (2021/10/24 アマダイ 庄治郎丸)

2021-11-05 07:14:00 | JOFI神奈川
JOFI神奈川が主宰する「親子DEエンジョイフィッシングスクール」。

釣りが始めてや初心者の親子向けに、JOFI神奈川のインストラクターが同行して支援しつつ、釣りを楽しみましょう。というイベントです。

10月24日(日)に庄治郎丸さんでアマダイを開催しました。

今年はコロナ禍の緊急事態宣言下で開催を中止した回があり、私は5月以来の参加です。



9組21名をインストラクター7名でサポートします。

この日は天候に恵まれたレジャー日和。
湘南からは富士山が綺麗に見えます。
魚たちのご機嫌も良いといいですね。



緊急事態宣言が解除されたので、皆さん伸び伸びと楽しんで貰いたいです。



私は右舷舳で2組4名の親子を担当します。

どちらも以前の教室に参加いただいた経験があったので、基本は飛ばして、電動リールの使い方、アマダイの釣り方をレクチャーしました。

皆さん飲み込みが早くて、こちらとしては凄く助かります。



釣りを開始すると、真っ先に担当した男の子が本命アマダイを釣り揚げてくれてホッとしました。


(JOFI神奈川のホームページから。)

アマダイだけじゃなく、船中で多彩なゲストが揚がります。
トラギスはいつも通りですが、この日はイトヨリが多かったですね。


(JOFI神奈川のホームページから。)

ポツポツと本命も揚がって皆さん喜んでくれていますが、小型が多いのが残念なところ。
良型が揚がると更に盛り上がるでしょう。



そんな中で舳のお父さんが良型を掛けました。
今日イチで途中突っ込みを見せる引きに期待が高まります。

「アマダイなら良型ですよ!」

タモを手に待ち構えると、揚がったのは綺麗なピンクの魚体、良型のアマダイです。

サイズを計測して大盛り上りしました。
松笠揚げや昆布〆を堪能いただけたでしょうか。


(お父さん34cmをゲット!JOFI神奈川のホームページから。)

好天に恵まれた相模湾で綺麗な富士山を眺めながら色々な魚を釣り揚げて、皆さん盛り上がってくれました。

12:30に沖あがりを迎え、参加した皆さんもスタッフも晴々とした表情で陸に戻りました。



「楽しかったです。ありがとうございました。」

とサポートしたご家族からお礼を言われると、こちらもホッとして嬉しくなります。

自然相手なので、コンディションが悪かったり、釣れないこともあるのですが、本日のように全てが良い結果で終えられると、良かったー、と伸びやかな気持ちで家路に着けます。


(当日のスタッフ。JOFI神奈川のホームページから。)

ところが、帰り道の東名高速で、事故による通行止めにハマり、海老名サービスエリアに3時間缶詰めになりました。
サービスエリアにいたことが不幸中の幸いでした。

今年の「親子DEエンジョイフィッシング」は残すところあと1回、11月の開催が最後ですが、私の出番はありません。

また来年、ご一緒出来ることを楽しみにしております。


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【食】ショウサイフグのチリ鍋・刺身・漬け丼

2021-11-01 06:21:00 | 釣魚料理
野毛屋さんでのショウサイフグ釣行は、今年初のツ抜けを達成し、満足の釣果。

期間限定八景産のおチビショウサイフグは、何はさておき、刺身で味わわねばならん。

おチビは薄皮が柔らかで剥きづらいから、湯振りにして下ろす。


(プリプリね。)

ちょっと茹で過ぎちゃったものの、下ろした身は張りがあって透き通ってて艶々。

もちろん旨味が濃くて極上のフグ刺しだ。
堪りませんな。


(てんこ盛り。)

旨いと言っても刺身ばかりでは数をこなせない。

丁度冷え込んだ日に、今季初の鍋で贅沢に消費しようと12匹分を下ろす。

その中骨で出汁を取って野菜を煮込んで準備完了。


(水菜で見えんね。)

ショウサイフグは煮過ぎると柔らかくなるから、食べる直前に入れるのが良い。

アカメやトラは身がしっかりしてるから煮ても大丈夫だけど、火を通すとフグの身質の違いが良く分かるね。


(ホカホカね。)

ハフハフしながらポン酢でいただく。
ショウサイの身はホロッと柔らか。
水菜のシャキシャキ感とのコントラストが良いな。


(安定の〆。)

〆はラーメン。

鍋の具をさらったスープに別茹でした中華麺を投入して、塩・コショウ。
これだけで絶品ラーメンに仕上がるよ。

我が家では雑炊よりもラーメンの方が評判が良い。


(白飯に合います。)

翌日に残りのフグは全て漬けに仕立てて、漬け丼でいただく。

ニンニクと鷹の爪が効いたピリ辛に白飯が進む。
途中からはお茶を注いで、茶漬けでズルズルいくもまた良し。

久し振りにたっぷりのショウサイフグを味わった。
これからのアカメフグも好釣果を期待したいな。


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