娘夫婦から思いがけなくアケビが届いた。
娘夫婦が休日を利用して、熊本市の西にある標高665㍍の金峰山に登ったすだ。そのお土産がアケビということだ。この日は快晴に恵まれ雲仙岳がとても美しかったそうだ。
アケビは昔から山遊びする子供の絶好のおやつとして親しまれてきた。アケビには懐かしい思い出がある。小学生のころ、秋になるとアケビを探して山野を歩き回ったものだ。
このアケビどこで採ったのと娘たちに聞くと、山に登る途中で売ってあったという。5つで300円。
アケビのことを以前、娘に話したことがある。それを覚えていたのだろう。私たちのためにアケビを買ったようだ。嬉しかった。ありがとうとお礼を言った。
果皮はほろ苦く、沢山の粒になった黒い種をつつみこむように白い実がある。種を吐き出しながら口に含むとえも言えぬ甘い味がする。懐かしい味だ。
東北地方では農家に栽培されていて、皮を油で揚げたり刻んで味噌炒めにするそうだ。