怖かった。80年を超える人生でこれほど怖い思いをしたの初めてのこと。6月前の震度7を記録した熊本地震だ。その爪痕は、そして例えようもないその怖さは今もなお心の奥深く、汚泥となって彷徨っている。明日で半年がすぎる。
地震によって、想像を絶する大きな痛手を受けた熊本城。瓦の落ちた哀れな姿の天守閣にはぺんぺん草が生えていたと、ドローンを使って撮影された天守閣の写真が新聞に出た。哀れな姿だ。
連日30℃を超える猛暑もやっと収まり、爽やかな秋の風が吹く、お城の周辺をカメラを片手に歩いてみた。
(お城の森も今は立ち入り禁止) (石の一つ一つに番号が付されていた)
天守閣に通じる道はすべて立ち入り禁止。目に見えない形で復興は徐々に進んでいるようだ。あと何年の歳月が必要となるのだろう。生あるうちに復興なった熊本城を見ることは、果たせぬ夢となることだろう。