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シーホークホテルで結婚式

2018-06-11 11:19:09 | 日記

   福岡のヒルトンホテルシーホークで行われた甥の娘の結婚式に参列させていただいた。傘寿の祝いをとっくに過ぎた年金生活の老夫婦。JR新幹線の乗車券まで添えての思いがけないご招待には言葉が出ないほど嬉しかった。 

  結婚式の親族紹介は午後3時から、式は午後4時、披露宴は午後4時30分に始まる。戴いた切符で午前11時35分のさくらに乗ったのだが、速い速い、40分で博多駅に着いた。式までには、まだ少し時間がある。キャナルシティの近くの「かろのうろんや」で軽い食事をとった。老舗を感じさせる狭い店内は有名人の色紙で一杯。写真撮影禁止となっていた。

  

   昔の話だが、博多弁では”どの発音がむつかしいという。若いころ「かろのうろんやで、うろんたべて、のろにひっかけて、おろろいた」と歌っていたことを思い出す。熊本弁では、”し””ひ”という人が多い。そういえばわたしも北九州市に住んでいたおり、”質屋”"ひちや”といって友人に笑われたことがある。

 それにしても、久しぶりの福岡。年金生活の老夫婦にとっては驚くことばかり。 

 今年、新幹線に乗るのは2回め。前回は、運賃は少しでも安い方がよいだろうとインターネットで「早割7」を買った。この切符、指定した列車以外には乗車できないことをあとで知った。指定はその日の最終便。用事は午後4時過ぎに終わったので、早く帰ろうとみどりの窓口に向かったが、切符の変更はできないという。新たに切符を買わなければならない羽目となってしまった。

 福岡は熊本とおなじ政令指定都市でありながらその規模は全く違う。まずは人の多さにびっくり。駅の構内もビルの地下も、町の大通りも、どこに行っても人、人、人の群れ。 車、車、車。 青空を隠すほどのビル群。

 式場には、地下鉄で唐人町駅まで行き、駅からタクシー乗ったのだが、タクシーの運転手さんの話には驚いた(おろろいた)。 

 「お客さん、式は何時に終わるのですか。」と運転手さん。「4時半から披露宴ですから7時過ぎにはお開きになるでしょう。」と答えると、「それなら大丈夫でしょう。」と運転手さんがいわれる。 

 その夜、ドームではコンサートが開かれるという。約4万人の観客が集まるそうだ。コンサートが終わると、何しろ観客の半分としても約2万人ものひとたちが、公共の交通機関や自家用車を利用することになるだろ。バスも地下鉄も道路も大混雑どころか、付近の町までその機能は完全にマヒするという。運転手さんの話だが、混雑は2時間以上は続くという。 

 結婚式場はホテルの35回、窓の外を眺めると博多湾と福岡の町と沢山のビル群、大きなドームは真下に見える。その景色は壮大としか言いようがない。ドームの周囲は、コンサートに来た人たちだろうか、アリの行列のよう。

       

 午後4時半に始まった豪華で華やかな披露宴は7時40分に終わった。美しい花嫁と新朗にそそくさとあいさつし、いそいでホテルの玄関に向かった。タクシーが1台。まだ町の混雑は始まっていないようだ。8時過ぎに博多駅に着いた。 

 いただいた切符は9時48分発の「さくら」。列車の変更はできるだろうかと、おずおずしながらみどりの窓口に向かった。「8時23分発のみずほでよいでしょうか」と聞かれ、思わず頭を下げた。あとで思うと「行きの切符は、変更のできない早得3」、「帰りは変更のできるネットQ」。甥や花嫁の、なんと素晴らしい気配りだろう。感謝、感謝。 

 素晴らしい結婚式にお呼びいただき有難うございました。楽しい結婚式でした。新郎新婦のこれからの幸せを心から祈っています。