私の住む団地の近くの高平神社で、「夏越の大祓茅の輪潜り(ちのわくぐり)」が午後6時から行われた。氏子でない私と奥さまだが、生まれて初めて、神主さんに先導されながら「茅の輪」をくぐった。
祓(はらえ、はらい)は、神道の宗教行為で、罪や穢れ、災厄などの不浄を心身から取り除くための神事・柔術である。民間では、毎年の犯した罪や穢れを除き去るための除災行事として、年2回、大晦日に大祓いが行われるようになった。
神事は参道や鳥居の側に、笹の葉を建ててしめ縄を張った境内に、茅で編んだ直径数 メートル ほどの輪を建てて、ここを氏子が正面から最初に左回り、次に右回りと 8 字を描いて計3回くぐることで、半年間に溜まった病と穢れを落とし残りの半年を無事に過ごせることを願うというもの。
「茅の輪」をくぐったあとは、人形(ひとがた)に名前・年齢を記入して、三度体をなで、息を三度吹きかけ諸々の罪のがれを人形(ひとがた)に移して、お祓いを受ける。
東京では早くも梅雨明けした。こちらでは大雨が続いているが、梅雨明けはもう間近。生まれて初めての茅の輪くぐり、今年は半年間に溜まった病と穢れを落としたことで、この夏を無事に過ごすことができそうだ。