隣近所の家の屋根が霜で真っ白。この冬一番の寒さとなった朝の空気は、冷たいの一言。吐く息が湯気のよう。東北や北海道では大雪。タイヤを換えたり、雪かきなど大変なご様子。東京にも雪が降ったそうだ。
毎月第2金曜日は、唯一、楽しみな碁会の日。碁会は10時に始まるのだが、遅れないようにと8時過ぎのバスに乗った。会場のNTTビルまではバスで約25分。だが、我が家の近くから出るバスの本数は少ない。1時間に1本がやっと。
碁会の参加者は、高齢の精もあって年々少なくなってきた。新規の入会者はゼロ。この碁会、いつまで続くか少し心配になってくる。
時間に余裕があるので、交通センターの少し手前でバスを降りる。震災で崩れた熊本城の石垣を眺めながら、市民会館の前に来たときだった。この寒いのに、玄関前の1本の木には”さくら”が満開。じっと眺めるが狂い咲きの花ではない。驚いた、びっくりだ。
調べてみると「ヒマラヤさくら」。秋から冬の期間に咲く珍しいサクラとある。例年11月中旬に開花し11月下旬~12月上旬に見頃を迎える。
さくらの花はソメイヨシノばかりと思っていたが認識不足も甚だしい。日本のさくらの種類は300を超えることを、83歳にもなって初めて知った。