n45-50

ロシア・サハリンと北海道を結ぶ架け橋ネット。
サハリン州には。、ロシア人もウクライナ人も住んでいる混住地域です。

映像作家

2005-09-07 18:57:32 | 人・交流
ウラジミル・ラブリネンコ氏「年齢不詳」

彼は、国営サハリンテレビ局で永年・報道番組の制作を手がけて来ました。
1995年5月27日にサハリン北部・ネフチェゴルスク市で起きたサハリン地震では、各国のマスメデァを尻目に大活躍をしました。
町の8割が崩壊して死者も大勢出ました。
この崩壊現場でラブリネンコ氏は瓦礫に挟まっていた幼い少女を救出までの映像を鮮明にカメラに収めました。
この時、彼にも二人の幼い子供がいました。
自分の子供の様に、この少女に自ら声を掛けて励まし続けました。
首都ユジノサハリンスク市から640kmの場所では救助隊もなかなか駆けつけれませんでした。
最初は瓦礫から小さい指だけが二本出ているのが、映像では確認されます。
カメラを回しながら「助かるから・大丈夫だよ」と彼が優しく言うと、その指はかすかに動きました。
それから二日間、彼と幼い少女の指との会話が続きました。
三日目の昼過ぎにその少女は無事に救出されました。

この映像は当時地球を回り続けました。
彼は当時のエリッエン大統領から国家栄誉勲章を与えられました。
あれから10年。
家族を失った少女は、親戚に引き取られ美しい娘さんに成長しています。

写真・スタッフと打合せ中のラブリネンコ氏(左)
有限会社・スペクトルテレビ・代表取締役
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夏はまだ終わらない

2005-09-07 13:57:24 | 季節
サハリン州の首都ユジノサハリンスク市の遊園地はまだ夏は終わっていません。
子供達の遊びは、市内に只ひとつあるこの遊園地しかないのですから・・・

海・山・草原・川等々、北海道の子供達は、他にも動物園・水族館・など環境は恵まれています。

サハリンの子供達は、海水浴に行くにも天候次第でシーズン中は1、2度出かけるのが、多い方でしょう。
でも、ここの公園は雪が降る少し前まで営業をしています。
長い冬の厳しい季節を過ごす子供達への配慮からです。
大人たちは、自前の家庭菜園「ダアチャ・別荘」での楽しい収穫時期を迎えるために子供たちと同伴は出来ません。
でも、子供達は家庭菜園を手伝ってその「御褒美」に遊園地行を楽しみにしています。
雨が降っても少ない夏を楽しむために子供達は、この遊園地に足を運びます。
人気の遊具は、男の子は電動カート・女の子には回転木馬?(マトリョシカ)の様です。サハリン0

写真・右側売店ロシアの大人も子供が大好きなバッチも並んでいます
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スイカも1万キロの旅

2005-09-07 08:18:32 | 食べる・飲む
サハリンでは、スイカは遠くウクライナ地方から移送されて来ます。
その距離は1万キロに及びます。
ウクライナでは、玉ねぎと裏作のスイカを併用して作付けしています。
春から夏にかけて玉ねぎの出荷が行われます。
玉ねぎ生産労働者は、副業としてスイカを栽培して副収入を得ています。

スイカの輸送ルートは、ウクライナを出て北はモスクワを経由してバレンツ海に面したメセナ町まで行きます。
東の端のサハリンまでは、シベリア鉄道・トラック・フエリーなどに揺られて約1週間の旅です。

市内・近郊にはダァチャ「別荘」を殆どの市民は保有しています。
このダァチャでもスイカは作られていますが、市場に出るのはわずかです。

毎年この時期に「スイカ・ビジネスマン」が登場します。
彼らは、市内のホテルに常駐して路上で直接販売している姿も見受けられます。
スイカは市内の商店の他、幹線道路でも売られています。
1個4kg程度で価格は100-200ルーブル(400-800円)程度です。

遠く1万キロの旅を終えたスイカは、サハリン島民の夏のビタミンの補給食品でもあります。                       
 サハリンマン0
コメント (1)
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