ロシア国内では、自動車の右ハンドル車両(主に日本車)の輸入を禁止する法案が政府に提案されている。
反対集会とデモがユジノサハリンスク市で行われた。
サハリンの自動車使用者は右ハンドルを支持し、関税と強制自動車保険料金の引上げに反対する全ロシア運動を支持した。
16日の11時に60人以上の自動車使用者が勝利広場に集合し、そこで列を組み、ヘッドライトをつけ、音を鳴らしながら右ハンドルの自動車で道を走り回り始めた。
そして、自動車使用者は地域の「統一ロシア」党のオフィスが位置している建物の前でピケを行った。
サハリン自動車使用者会のマリソフ会長は「我々はロシアへの右ハンドル外国製自動車の輸入・使用の禁止を提案している法案を国会に提出した「統一ロシア」党のイニシアチブに対して異議を表明した。」と述べた。
自動車使用者は、法案の採択は、極東にある自動車の80%以上が日本製右ハンドル自動車であるため、極東での交通を麻痺させると強調していた。
彼らによると、サハリン州で起こる交通事故の主要な理由は右ハンドルではなく、道の悪い状態と交通ルール違反である。
また、自動車使用者は強制自動車保険制度の官僚主義を指摘していた。
マリソフ会長によると、サハリン自動車使用者会はピケラインを張り、右ハンドル支持、また、関税と強制自動車保険料金の引上げ反対のため署名を集める予定がある。その後、署名付のサハリン自動車使用者のアピールが政府、国会及びイスハコフ極東管区大統領全権代表宛に送付される。
統計によると、サハリン州では約20万台の自動車が登録されており、そのうちの8万台がユジノサハリンスクにある。
毎年サハリン州における自動車数が平均3~5千台増加している。
そのうちの約50%がユジノサハリンスクにある。自動車の80%以上は右ハンドルである。ASTV NEWS
ユジノサハリンスク市内を走る車両の半数以上が日本車が占めている。
日本からは、昨年度より新車の輸入も増えている。
サハリンで日本車が走れ無い状況では、地域経済に与える損出は過大になると専門家は分析している。
サハリン→北海道