昨夜、後楽園のホールで、キャンディーズ解散30周年の記念フィルム
コンサートがあり、中年世代のファンが集い、紙テープが舞ったという。
あの頃、私は高校生だったが、周囲では、
「君は、キャンディーズ派か、ピンク・レディ派か」なんて言ってた。
長髪のロック少年だった私にとっては、よそ事のお祭り騒ぎだった。
70年代をキャンだのピンクだのって、アイドル路線で回顧し括られる
わけにはいかない。あの時代は、日本のロックが熱くなり始めていたのだ。
クリエイションや四人囃子当たりが筆頭株だろうが、今語りたいのは、
「外道」のことだ。外道はキャロルと並んで暴走族にウケていたが、
マスコミに露出することが少なかった。
ボーカル兼ギターの加納秀人は不世出のキャラであった。
長髪で美形、着物を羽織り、薄っすらと化粧をし、時に囁くように歌う。
妖しくも怪しい、そして煽情的なロッカーだった。
この人程、ギターを立てに持った姿が栄えるギタリストはいなかった。
加納のヒデさんに、男/女、右/左、暴力/平和なんて、関係ない。
そんな世間のヒトビトの騒ぐ対立軸を、軽々と超えたカリスマだった。
外道はギター、ベース、ドラムの三人編成だったが、演奏のまとまりも
レベルも高く、ごっついヘビーな音を出していた。
「ビュンビュン」や、「香り」という曲に独特の歌いっぷり、
ケェーオ、ケェーオ、ケェーオ、ケーオ、オッ、ケッケッケッ、ケェーオ、
という奇妙な節回しに、すぐに魂を揺す振られた。
外道は70年代に、海外のロック・フェスで、ジェフ・ベックと同じ
ステージを踏んでいるらしい。噂では、ベックのリハが長いので、
ヒデさんが切れて、ベックに後ろから蹴りを入れたとか‥。
また、町田警察署前での外道ライヴも、ロックファンには伝説である。
ロックとは、音のエネルギーであり、ロッカーの生き様なのだ。
外道のヒデさんの生き様は、そのまま音楽抜きでも、ロックなのだ。
こんなカッコイイ人(ベックを平気で足蹴に出来る人なんて)、
当時も今も、いないんじゃないの。え、マジかよ?って感じ。
今、外道を聴いてみると、あの頃の時代の血が騒ぐ。
アイドルの歌声や微笑なんて寄せ付けない、反抗の血潮だ。
世界にヒビを入れてやれ。
すべてをぶち壊してやれ。
「猿マネ乞食」な俗物ジジイに、
世間づらした陰口ババアに、
外道のワッペン、貼ってやれ!
サァー、サー、サー、
オッ、ササササァー、
さっぱり、したぜぇ!!
ゲェドォー!!!
コンサートがあり、中年世代のファンが集い、紙テープが舞ったという。
あの頃、私は高校生だったが、周囲では、
「君は、キャンディーズ派か、ピンク・レディ派か」なんて言ってた。
長髪のロック少年だった私にとっては、よそ事のお祭り騒ぎだった。
70年代をキャンだのピンクだのって、アイドル路線で回顧し括られる
わけにはいかない。あの時代は、日本のロックが熱くなり始めていたのだ。
クリエイションや四人囃子当たりが筆頭株だろうが、今語りたいのは、
「外道」のことだ。外道はキャロルと並んで暴走族にウケていたが、
マスコミに露出することが少なかった。
ボーカル兼ギターの加納秀人は不世出のキャラであった。
長髪で美形、着物を羽織り、薄っすらと化粧をし、時に囁くように歌う。
妖しくも怪しい、そして煽情的なロッカーだった。
この人程、ギターを立てに持った姿が栄えるギタリストはいなかった。
加納のヒデさんに、男/女、右/左、暴力/平和なんて、関係ない。
そんな世間のヒトビトの騒ぐ対立軸を、軽々と超えたカリスマだった。
外道はギター、ベース、ドラムの三人編成だったが、演奏のまとまりも
レベルも高く、ごっついヘビーな音を出していた。
「ビュンビュン」や、「香り」という曲に独特の歌いっぷり、
ケェーオ、ケェーオ、ケェーオ、ケーオ、オッ、ケッケッケッ、ケェーオ、
という奇妙な節回しに、すぐに魂を揺す振られた。
外道は70年代に、海外のロック・フェスで、ジェフ・ベックと同じ
ステージを踏んでいるらしい。噂では、ベックのリハが長いので、
ヒデさんが切れて、ベックに後ろから蹴りを入れたとか‥。
また、町田警察署前での外道ライヴも、ロックファンには伝説である。
ロックとは、音のエネルギーであり、ロッカーの生き様なのだ。
外道のヒデさんの生き様は、そのまま音楽抜きでも、ロックなのだ。
こんなカッコイイ人(ベックを平気で足蹴に出来る人なんて)、
当時も今も、いないんじゃないの。え、マジかよ?って感じ。
今、外道を聴いてみると、あの頃の時代の血が騒ぐ。
アイドルの歌声や微笑なんて寄せ付けない、反抗の血潮だ。
世界にヒビを入れてやれ。
すべてをぶち壊してやれ。
「猿マネ乞食」な俗物ジジイに、
世間づらした陰口ババアに、
外道のワッペン、貼ってやれ!
サァー、サー、サー、
オッ、ササササァー、
さっぱり、したぜぇ!!
ゲェドォー!!!
ちょっと気になったので、加納秀人の公式ホームページを覗いてみた。
1975年8月に、「ワールド・ロック・フェスティバルに出演。ジェフ・ベックと共演。」とあった。
このフェスは、東京・後楽園の野外コンサートのことではなかろうか。であれば、私は観客のひとりであった。このとき、外道も出演予定バンドだったのに、急に出演がキャンセルされた。客席からため息とブーイングがあった。何故だったのか‥。
私は、「ベック足蹴り事件」は海外での話だとばかり思っていたが、このフェスのリハーサル中の出来事のような気がしてきた。
ジェフ・ベックは気難しい人として知られている。彼だけが、球場中央のステージまで高級車で送り迎えされていたのである。当時、誰から聞いたか忘れたが、ベックは体調不良で高熱を発しているから、車が送迎に使用されたという説明を知らされた。
私も確信はないのだが、どうも「事件」は、海外でではなく、75年の後楽園でのことに思えたので、一応、補足を追伸しておきます。