私の住む実家(敷地と駐車場)の売却が親族会で決まり、今週末には契
約調印である。母が物故して半年なのに、話が早過ぎる気がする。今
後の地価下落基調を危惧して、一部の親族が慌てているのである。私
の方は、半年以内に立ち退かねばならない。
土地の売買というものを経験したことがないのだが、仲介業者の話を
聴くと実に色んな事柄が絡み合うものだと知った。先ず我が家は、町
工場を戦中から営んでおり、土壌汚染の有無が区役所の環境課だかで
確認されねばならないらしい。汚染以外にも、土地を掘削して廃材等
が出ると事後に売主負担が生じるという。戦時中の不発弾でも出よう
ものなら、売主が爆弾の処理費用を負担せねばならないそうである。
また境界画定というものも、売買契約に先駆けて行うのではなく、調
印してから2か月位掛けて、隣地との境界画定、官民の境界画定をする
らしい。私は境界線の画定が先で、それから契約を交わすものだと思
い込んでいた。我が家の側面に巾3.5m程の道路があるのだが、舗装
されていて一般通行が可能なので、誰もが「道路」だと思っていたら、
個人所有の「宅地」であり、土中に排水管が通っているという。
この「道」の所有者は、近隣の方ではなく、都内某区の女性になって
いるのだが、どうしてこのような地所を(十数年前に)買ったものやら、
どういう筋の方なのやら、一向に分からないのである。何か狙いがあ
ってのことなのか、仲介業者が接触して交渉するらしいが、狸だか狐
でないことを祈るのみである。
また、現在土地を買いたいといっているのは、都内のB社という企業
なのだが、B社が売却代金を払えないで倒産等した場合に備えて、X
という某ゼネコンが背後にいるのだそうで、もしかしたら売却先はX
になるという説明を受けた。これは転売ではないというが、このトン
ネル操作は何なのか、何やらカラクリがありそうにも見える。
土地の売買っていうのは、契約書を印鑑で交わすなんてものとは違う
次元が様々に隠れているようである。本当に一筋縄ではいかない世界
のようで、ちょっと怖い。
約調印である。母が物故して半年なのに、話が早過ぎる気がする。今
後の地価下落基調を危惧して、一部の親族が慌てているのである。私
の方は、半年以内に立ち退かねばならない。
土地の売買というものを経験したことがないのだが、仲介業者の話を
聴くと実に色んな事柄が絡み合うものだと知った。先ず我が家は、町
工場を戦中から営んでおり、土壌汚染の有無が区役所の環境課だかで
確認されねばならないらしい。汚染以外にも、土地を掘削して廃材等
が出ると事後に売主負担が生じるという。戦時中の不発弾でも出よう
ものなら、売主が爆弾の処理費用を負担せねばならないそうである。
また境界画定というものも、売買契約に先駆けて行うのではなく、調
印してから2か月位掛けて、隣地との境界画定、官民の境界画定をする
らしい。私は境界線の画定が先で、それから契約を交わすものだと思
い込んでいた。我が家の側面に巾3.5m程の道路があるのだが、舗装
されていて一般通行が可能なので、誰もが「道路」だと思っていたら、
個人所有の「宅地」であり、土中に排水管が通っているという。
この「道」の所有者は、近隣の方ではなく、都内某区の女性になって
いるのだが、どうしてこのような地所を(十数年前に)買ったものやら、
どういう筋の方なのやら、一向に分からないのである。何か狙いがあ
ってのことなのか、仲介業者が接触して交渉するらしいが、狸だか狐
でないことを祈るのみである。
また、現在土地を買いたいといっているのは、都内のB社という企業
なのだが、B社が売却代金を払えないで倒産等した場合に備えて、X
という某ゼネコンが背後にいるのだそうで、もしかしたら売却先はX
になるという説明を受けた。これは転売ではないというが、このトン
ネル操作は何なのか、何やらカラクリがありそうにも見える。
土地の売買っていうのは、契約書を印鑑で交わすなんてものとは違う
次元が様々に隠れているようである。本当に一筋縄ではいかない世界
のようで、ちょっと怖い。