脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、RondoZ氏 の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

21世紀「フクシマ」という十字架。

2011年03月30日 14時48分41秒 | 社会時評
連日、福島第一原発での事故処理が進捗しない等報道が続いている。
事故発生から二週間もして、ようやく燃料棒破損、炉心溶融、圧力容器の
溶解さらに格納容器も(おそらく)破損、結果ウラン燃料に触れた汚染水が
外部流出など、当事者(東電・安全保安院)や官邸が認めだした印象である。

炉心の燃料溶融は、被災の翌日(3/12)早い時期にはかなり進んでいたの
だろう。3/12に一号機が水素爆発し、3/14に三号機が同じく爆発して、
建屋の屋根が吹き飛んだ。二号機が爆発しないのは不思議である。

三号機プルサーマルのMOX燃料も気がかりだが、二号機が一番危険に
見える。二号機からの汚染水が特に高濃度であり、出所不明だが土壌から
プルトニウム反応まで出るというのは、もしかして、制御棒の働きが悪く、
再臨界だか、部分的に核分裂反応が続いていた或いはいる、のだろうか??

素人がめったなことを言うもんじゃないのだろうけど、
東電は多くを語らず、保安院や官房長官も、持って廻ったような遠まわし
の口ぶりで、事故った原発をどう安全に管理収束していくかと同じように、
国民が多くを知ることを警戒して、情報管理に極度に神経を使っている
ようで、余計に下衆の勘ぐりに走ってしまう。


今日(3/30)は、東電の社長が体調を崩して入院したらしい。
昨夜のニュースで、仏のサルコジ大統領が原発技術者を連れて緊急来日す
るという。日本の原発事故に臨んで、大統領本人が来日するとは異例ある。
逆の事態がフランスで起きても、菅直人はフランスには行かないだろう。

何らかの政治的な裏もありそうだが、東電の危機管理のお粗末、事故処理
能力の貧困ははっきりした。スリーマイルでもチェルノブイリでも、二週
間もかからずに事態を一応は収束したわけである。予備電源を喪失したの
は、チェルノブイリ事故にも前例があったとTV番組で言ってた。

東電は巨大地震・巨大津波による災害を「想定外」というが、事故の想定
が甘いだけでなく、殿様企業に胡坐をかいて、現場の人海戦術に頼り対症
療法を繰り返す等々で、実は処理のノウハウもスキルも低いのでは。
様々な意味で東電の「想定不足」という判定に行き着くと思う。

今日東電の株価は、額面を割り込んだ。東電国有化という噂もあるが、
さらに東電の施設や業務を、フランスに一部であれ売却するという話でも
取り付けに、サルコジが来日するのでは?と勘ぐりたくなる。


地震や津波で荒廃した国土なら取り戻せるが、福島県のように放射能汚染
された土地は、おそらく最低30年~最大24000年は立入り禁止で柵で囲わ
れ、広大なグランド・ゼロ地帯が、被爆国のニッポンに再度現出するので
あろう。

平和憲法持って戦争はしないと言っても、自分で自分の国にまた
核爆弾を落としてしまったような事態ではないのか。
我々日本人は、広島の原爆慰霊碑に「あやまちは繰り返しません」と刻ん
だ民である。それが原発被爆という新たな十字架を背負ってしまった。
このあやまちがどうして起きたのか、東電という一企業の問題を超えて、
今後我々は、真剣に問い、答え続けなければならないと思う。











コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 脱・原発と脱・東電へ向けて... | トップ | 暦の終焉 : 2020・3・20。 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
補足 (ユメノ・ロンド)
2011-03-30 17:58:01
この投稿をしてすぐTVを付けたら、原子力安全保安院が会見をしていた。原子炉圧力容器の底に穴があいているという事実は確認されていない、放射性の水漏れは、圧力容器内の細々した隙間から起こったかもしれない、だのと未だに答弁していた。
炉心がメルト・ダウン、さらに格納容器も損傷してなければ、こんなに高濃度の放射性物質が水に混じって出てこないだろう。
保安院のいつものメガネのおじさんだけど、どうしてこういう説明になるのか。このヒト、頭が停電してるんじゃないの?みんなで、原子力安全・不安院と呼ぼう。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社会時評」カテゴリの最新記事