2012年ロンドン五輪。

毎日、本格的に暑くなってきた。いつもの、不快に蒸し暑い夏だ。
子供の時分、夏のオリンピックの年ともなると、ワクワクして胸躍る
気がしたものだが、近年は私の関心が薄く、冷めた気分になっている。

ロンドンは1908年、1948年に次ぐ史上３回目の開催で、開催費用は
１兆1400億円なのだそうだ。国威発揚のためのオリンピックと言われて
きたが、グローバル化の今、何事も国単位という区切り感覚が薄れて、
スポーツも国家で競う時代ではなくなっている。

プロ野球のイチロー選手のように、個人が渡米して大リーグ記録を塗り
替えてしまうように、スポーツは、国が育成し成果を担うものではなく
選手個人の生き様やチャレンジという物語の方が、国家の威信なんても
のを凌ぐ時代になったのだと思う。それはそれで好い事である。

今朝ＴＶで、開会式の様子を少し観たが、
フィナーレにポール・マッカートニーが出てヘイ・ジュードを歌うのに
は、あまりにも有体な企画に過ぎて、既視感を覚えた。
昔、何処かで、こんな場面観た、かのような定番の気分に陥り、
イギリスと言えば「ビートルズ」は、食傷気味ではあった。
(私のような、大のＢeatlesファンでも、少々うんざりしたな。)

日本では、増税・原発・いじめとろくな話題がなかったので、
この辺で、オリンピック・ムードで一服かな？
でも、ロンドンの興奮に続け！でムードを「東京オリンピック」開催に
つなげるのは、止めて欲しい。東京五輪は財政のムリとムダです。

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