脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

母が病んだ夏に‥。

2013年08月03日 20時25分55秒 | 近況
図書館で『461 Ocean Boulevard』の Deluxe Edition を見つけた。
今日は久しぶりにエリック・クラプトンを聴いた。青春時代の音楽。
Let it grow とか Please be with me 懐かしい。

CDの二枚目が、1974年のロンドン・ライヴで、Badge, Layla に続
くフィナーレが、 Let it rain 。昔この「雨よ、降れ」が好きで、
この曲目当てで、クラプトンのソロ・アルバムを買ったことがある。


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母が精神科の病院を退院した。というか、退院させた。
F病院というのが、やる気のない飽きれた医師と病院だったので。
13日個室に入院して、頭痛と不眠症を悪化させて退院した。
差額ベッド代・医療費・食費等、18万円支払う。バカがやる散財。

母の診断名は躁うつ病だが、多分、心身症と自律神経失調だろうと、
私は思っている。入院は本人の要望だったのだが、外来治療で十分
である。処方箋もその筋の見立てで、今後は変更して貰うつもり。



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辻原 登の『冬の旅』(集英社)を読んだ。優れた作品だと思う。
文章もうまい作家だ。「優れた」作品とは、人や人生を描いて、神の
存在について、考えたくなる作品のことである。
でも、人生とは「冬の旅」なのかな? 「夏の旅」では、どう?


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朝、母に付き添って近所の病院に行く。廊下で車椅子のおばあさんとす
れ違う。あのヒト‥、他所に引っ越したと聞いていたが、以前地元に住
んでいたヒトだ。親しくはなかったが、元気そうな姿しか記憶にないが、
みんな、ひっそりと病気をしていたり、歳をとったりなのだろう。

二階の待合室で、母が点滴をする間、うたた寝したり、大きなガラス窓
を透かして、夏の白い雲と空を、ぼんやり眺めていた。

遠い昔なので、全てが様変わりしているが、近年新築されたこの病院沿
いの道を歩いて、園服に帽子を被って、幼稚園に通ったものだ。
あの頃、夏空はもっと高くて真っ青で、とにかく暑かった。

誰もが、確実に歳をとり、人生は夢のように過ぎてゆくのか。
繰り返される四季の何処かで、誰もが確実に他界して往く。

ヒトはどうして、いがみ合うのだろう? 
競い合うことさえ、不用だ。
暑さに疲れた日の、夏空の下で、昼寝でもするように、生きていたい。
そんな風に、死んでも往きたい、ナ。







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