ROCK'N ROLL MARCH、 晴れのちBLUE BOY、 ねじれた祈り、等
ノリノリの曲たちが矢継ぎ早に繰り出され、大きなフォーラムが完全に一体になって、ジュリーと一緒に観客は拳をつきあげる。
「晴れのちBLUE BOY」では、必ずあの83年の紅白の30年も前の
カッコイイ、モノクロの光景が目に浮かんでしまうんだけど、
目の前のジュリーはすっかり丸くなった、30年後の姿・・・
いやいや、体の線は丸くなっても、声と動き、何といっても
精神の尖んがりは失っていないさ!と聴衆に明確に訴えかけてくるのだ。
「ねじれた祈り」はカッコイィ~~~!!の一言
この曲をジュリーに与えてくれた人に感謝をしたい。加勢さんですけど(^-^)
「A.C.B」の明るいリズムでは、懐かしさと共にジュリーの今を思う。
そして、私の大好きな「さよならを待たせて」
イントロだけで、体の芯からヘロヘロ~となってしまって・・・
歌詞、歌声、なんと美しいのでしょうか。この美しさこそジュリー
このAHで、ジュリーが眉を潜め、目を閉じて苦しげな表情で、
技巧や見せかけでない、ほんとに心の底から吐き出すように
AH(アァッ)・・・
ジュリーの声に全身が柔らかく包み込まれ、抱きしめられたようで
思わず、祈るように歌うジュリーを見上げた。
そしてMCへと・・・・
(今回短いからメモりましたが、決して正確ではないです)
ミントグリーンの色が美しく、爽やかな色の衣装に着替えたジュリー
『有難うございました、最後まで温かいご声援 有難うございます。
えー いよいよ何だか世の中恐ろしいことになってきまして、
もう皆さんはご存知なんでしょうか。日本人ジャーナリストが
イスラム国につかまって、身代金を要求されています。
※全然知らなくて、ビックリ、おそらく多くの人は知らなかったのでは
アッハッハと、笑い声が、この後何度も起きた。何故ここで笑う?
漫画のようなことが起きている。首相がイスラエルや中東の首脳と
会っているいるときに、恐れたことがおきた。
どうしたらいいんでしょうね。どんな事も関わらずにいたいけど
関わらないでいられない。こういう事が実際に起こると
それこそ東京オリンピックなんてできるのか・・・
コンサートなんかしていて、いいのか。』
※ここで後方から、よく通る声で「歌って」という声が・・
ジュリー『誰かの意見を聞きたいわけじゃない、黙っとけ』
※ジュリーの思わぬ激しい声に、会場内の全員が凍りついたと思う・・・・
でもそれでも笑い声がまだ聞こえる
『何の手立ては見つからないけど、そろそろ一人ひとりが
他人事じゃなく考える時がきました。一人ひとりが何を考えるのかは自由、
自由にやってほしいと思う。
ひとつだけ言えるのは無理をしてやらないこと
宗教的ではなく、とりあえず僕らに出来ることは祈ること。
大難が小難に、小難が無難になることだと思います。
そして僕は今年は不言実行、大人気なくやってみようと思います。
改めて鉄人バンドのメンバーを紹介します。』
ジュリーの明るい笑顔は最後まで出なかった。
後でJ友様に伺ったところ、声をかけた人は、2階の人だったそうで
よく、あんな広い会場の2階からでも聞こえたなと、呆れるくらいでしたが
ジュリーの声を聞き漏らすまいと、会場が静まり返っていたからです。
声をかけた人は近くにいたJ友様から言わせると、一般客とも思えず・・・、
その人はずっと喋り続けていて、マナーは悪かったそうです。
しかも、この時には周りから笑い声まで聞こえたそうで、
いったい何がおかしいのか?笑った人たちにはジュリーの、真面目な
厳しい顔が見えなかったのだろうか?
時にジュリーが気短かなのは昔からで、それがジュリーの変わらないところ。
ジュリーにとって、歌うことは生きること、今の気持ちを歌うこと。
アンコール
「大寒、寒中お見舞いでございます」
アンコール曲が、本当に涙モノで・・・・
「ジャストフィット」もちろん ダ~イ好き!私はこの曲は「ジュリー祭り」で
間違いなく歌うに違いない!と信じていたのに、外れた。
還暦でジュリーに復活したJ友様は、これを初めてナマで聴いたと感激されていた。
「6番目のユ・ウ・ウ・ツ 」何といっても、ジュリーと一緒にハッハッハが
できるのが、嬉しくて楽しいの。 ジュリーの声がハスキーで
とてもセクシーだった。
「君をのせて 」
聴いていたら、胸がいっぱいになって・・・ 涙が出てきました。
若い頃のジュリーの声は、甘く切なくて、そこにキーンと貫くような
硬質な部分があった。それは誰にもない、ジュリーだけの声。
そこの部分が、心の奥の琴線に触れて なんとも言い難い魅力だった。
今のジュリーの声は若い頃と比べて太くなり、中にあった硬質な部分が
年齢とともにまろやかに熟成されたのか、さらにずっと味わいが深くなった。
今の声で歌うジュリーの「君をのせて」は現在のジュリーの魅力をたたえて
聴く者たちの全てを包み込んでいくようだった。
「君をのせて 夜の海を渡る船になろう」 はぁぁ・・・・
何度も聴いた曲なのに、改めて深い感動のため息が出た。
「遠い夜明け」
幸運と呼ぶものが しあわせのすべてならば
こんなに心さらして 僕はもう歌わないだろう
この曲を聴くたびに、ここの歌詞を何度も復唱して噛み締めている。
ジュリーの声が、歌いだしから 高く鋭くて
まさに会場内の空気を切り裂くような声。
「君をのせて」で一瞬トロけた私の心が、その声で
鋭く切り裂かれたような気持ちになった。
まさにジュリーに生きるその意味を、問われているのだと思う。
2015年正月公演も お陰さまで無事に終えることができました
感謝申しあげます。それを祝しまして 手締めをしたいと思います。
関東一本締め、お手を拝借 イヨ~!!
パンッ!!
ジュリー、素敵なライブをどうも有難う~
笑顔なく厳しい表情には、残念だったけれど
6公演、全部見たいくらいだったよ。 有難う~~!!
小声で言うと、ジュリーが掛け声に反応したりしなかったら
素晴らしいライブであっただけに、もっと楽しいライブだったのに・・・
ジュリーの笑顔が見たかったなと思います。
でも無視ができなかった気持ちもわかるの。