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最後の映画スター

2014年11月25日 | TV・ラジオ・CM・映画

亡くなった、高倉健さんの にわかファンになってしまい健さんの追悼番組が気になっているこの頃・・・「南極物語」は良かったけれど、あの主人公は犬でした。(ほんとに、よくできた犬たちだった、猫には無理!)
中盤から、10分おきに入るCMに怒り心頭ですブツブツぶつ切り!あんまりヒド過ぎます・・・TV局、考えて欲しいな!

今日は、SM〇Pの番組に出た、1997年の健さんを見た。
あきらかに健さんを目の前にして緊張している、SM〇Pのメンバー、あの国民的スターのキムタクも、遠慮気味だった。笑顔が思い浮かばない寡黙なイメージだが、実は軽口もたたく 意外に饒舌な方だった。

 


映画の寡黙でストイックなイメージは、日本人の憧れであり その中に隠した温かさは、まさに日本の理想の男性の姿だったと思う。その理想の姿が、健さんをさらに寡黙にさせていたのかも。 日本の全国民が、映画の役のイメージを、健さんに勝手に当てはめていたのだなと思った。 イメージは膨れ上がり、増幅してゆく・・・
いや、亡くなってしまった今だからこそ、日本国民は今さら健さんの本当の人間的な魅力を知ったのだ。初めて知る、健さんの温かい人柄のエピソードの数々には、頭が下がらずにはいられません。

これって、健さんが、お元気な間に その姿を知りたかった・・・と思いますが健さん自身は、亡くなったことを数日伏せられたように、本当の自分を出すことは、密かにしていたかったのだろうか、そう思いました。
まさに神秘性を保ったまま逝った、最後の映画スター。いつまでもお元気で、映画に出て下さるものと 信じ込んでいました。

最期は「生ききった 安らかな顔でした」との事務所のコメントに救われる思いです。
              合掌・・・

 

 

         

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