J友さんから頂いた新聞記事をアップしようとパソコンを覗いたら、とても心配なネット記事を見てしまいました。
伊集院静さんが、倒れたそうで・・⇒『伊集院静氏は断筆の可能性も、妻の篠ひろ子が示唆』
まさか断筆だなんて、そんな事にはなりませんように。心からお早い回復を祈っています。あの厳しい人生相談の答えが見られないなんて。
伊集院静さんと言えば、週刊文春の人生相談の連載です。時々読みますが、様々な質問に対して(男性が多い)いつも けっこう冷たい、突き放したような答えをかかれている。相談者は、この答えで大丈夫なのかな?と思ったり、質問するよりも もっと自分で考えろってことかしら?💦 冷たいながらも、その答えには一本筋は通っています。
そしてジュリーファンには、伊集院静さんは25周年の「沢田研二スペシャル・美しき時代の偶像 “美しき歳月”」の冒頭の詩です。ジュリーを、ファンの気持ちを静かに語るその詩に、番組の初っ端から心がもうすでに熱いもので満たされて、いっぱいになってしまって。感激しました✨
1992年頃は、まだBSに入っている人は多くなく、幼馴染に頼んで録画して貰いました。そのビデオテープを受け取り、これから始まる番組を 固唾を飲んで見守っていた私には、とても感動的なオープニングで 忘れられません。
そこから伊集院さんは、私には特別な作家さんになりました。※読んだ小説は、とうに忘れてしまいましたが💦
伊集院さんは、「明日は晴れる」のアルバムに詩も書かれていました。「明日は晴れる」のアルバムといえば、お正月に歌った「睡蓮」や、阪神ファンには「ROCK 黄 WIND」ですが
伊集院さんの、「夢見る時間(とき)が過ぎたら」作詞:伊集院静/作曲:白井良明、「甘い印象」作詞:伊集院静/作曲:沢田研二は、う~ん、題名だけは覚えてます💦 こちらで聴けます。23分頃から ⇒ YOUTUBE
幼馴染が、ちょうどこのアルバムの出た頃くらいだったか・・、ハワイ旅行に行ったら、現地で伊集院静夫妻と一緒になって、写真を一緒に撮らせてくださいと頼んだそう。奥さんの篠ひろ子さんは、あまりいい顔をしなかったのに、伊集院さんは快く応じてくれて、優しい人だと喜んでいましたっけ。週刊文春では、口は悪いそぶりをしながら、実はそうではないのだと思いました。
沢田研二は一本の樹である。
女たちは彼を仰ぎ見て
そして微笑む
女たちは彼を求め
その手に一掌の糧を得る。
女たちは彼を遠くで祈り
そして風を聴く
女たちは彼のもとに眠り
そして夢を見る
女たちは彼を愛し
そして歳月を見る
私は
沢田研二にふたたび
かがやかしいステージが
帰ってくることを予言する。
なぜなら彼は天上の気配を
その枝先に触れた
スーパースターという名の
樹だからである
ずっと沢田研二を
仰ぎ、求め、祈り、夢見て
そして
愛してきた女たちは
しあわせである
なぜならその樹にしか
天上を触れるような
見事な時間は
宿らないからだ。
ざわめく葉音が、
私たちの耳の奥に
今静かに聞こえはじめている