木めぐり像めぐり

気に入った木、気になる像などを紹介していこうと思います。

熱海、来宮神社の大クス

2009-12-10 11:38:21 | 

熱海の次の駅、来宮駅から徒歩5分ほどにある来宮神社の大クスの写真です。正面から見ると、地上から5メートルのほどで切られた幹と正常な幹の2本が並び立っているのですが、この横からの姿に迫力を感じ、写真を掲載しました。後ろからだと大きな空洞があり、無残な姿をさらしています。この木を初めて見たとき、こんなに太く、のたうつ根元の姿に驚きましたが、2回目なので冷静に眺められました。
 「日本最樹齢のクス、国指定天然記念物、樹齢2千年以上、周囲23.9m、高さ26m以上」
 来宮神社の創建は710年で古くは「木宮明神」や「来宮大明神」と呼ばれたそうです。由来は、熱海湾で漁師の網に3度も木の根がかかり、それが神像のようであったので、祀って、木の根を神体としたことから「木の宮」と称えたという。
この神社の創建が710年ならば、その頃この木の樹齢は710年以上ということになります。その当時でも立派な樹形、巨樹として佇立していたと思われます。また、その周囲にも同じような巨樹があり、そこに神を感じ祀ったとしてもおかしくない。わざわざ網に木の根がかかったために「木の宮」としなくても、立派な木がたくさんあるので、木の宮としていいとおもうのですが、どうでしょうか。
コメント
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