木めぐり像めぐり

気に入った木、気になる像などを紹介していこうと思います。

蔵王のヤマンバさま

2014-09-24 10:58:40 | 

 蔵王の熊野岳を登ったときに出会った像です。ヤマンバの像は初めて見ました。ただ首の部分は、新しく付けられたものなので実際は、どんなものなのか分からないのが残念です。説明によると
「蔵王の主峰熊野岳の山頂に『熊野神社・現在の蔵王山神社』があります。その山頂に至る登山道、神社への参拝道で最後の上り口にあたるこの場所は、『ワサ小屋跡』とよばれ、おワサさんという老婆がここにあった山小屋の番をしており、参拝者の面倒をみていたといわれています。
 この土地は蔵王山神社地とともに山形市宝沢の神保神官が司る敷地で、ひと頃は、参拝者に対してここで水を提供していたといいます。
 その昔、三途の川のほとりで衣をはぐ婆という伝説があり、そこから先は『女人禁制』であったという言い伝えがあります。立ち膝にギョロ眼、大きく開いた口の端から牙をむき出して、入山する者をとがめているようです。
 この姥神、通称ヤマンバ様の石像がここにいつの頃から居るのか、いつ首が無くなったか、つい最近まで誰も知られずに、積まれた石の下に埋もれていました。
 祓川登山道の分岐点を標す『首なし姥神さま』に、あらためて頭・顔部を再生しょうという機運が上がり、この度晴れて開眼と相成りました。平成23年5月24日」となっていました。
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