なぜ学校で法律を教えないのだろうか。古い話だが昭和43年に佐賀潜氏の「民法入門」という本がベストセラーになった。当時高校生だった私も興味深く読んだ。
法学部は文系で最も人気のある学部だ。また法律の基礎知識は国民として必須なだけに高校のカリキュラムに組み込まれていないことは全く不可解だ。織田信長やナポレオンについて知るよりも道路交通法について知るほうがずっと役に立つ。
因みに現在の高校の社会科はこうなっている。[地歴]日本史、世界史、地理(各4単位)。[公民]現代社会、倫理、政治・経済(各2単位)。但し平成24年から「倫理+政治経済」が大学入試センター試験で4単位と認められるようになった。
多分、現代社会や政治・経済で断片的に教えられているのだろうが、こんな継子扱いではなく「法律」として独立させて教えるべきではないだろうか。憲法・民法・刑法・道路交通法・労働基準法などから国民として特に必要な項目を抜粋して教えれば良い。将来、司法試験を目指す人なら独自により専門的に学んでも構わない。
アメリカでは小学校高学年から高校まで継続して法教育が行われており、ヨーロッパでは多くの国で必修教科とされているそうだ。日本でも法教育を実施すれば、いじめに対して「心の問題だ」などといった馬鹿げた議論には陥らず「暴行や恐喝は刑事犯罪だ」という共通認識に基いて速やかな解決が図られるのではないだろうか。
もし国民が法律に詳しくなったら都合が悪いと権力者が考えているのならこれは典型的な愚民政策であり絶対に許すことはできない。
法学部は文系で最も人気のある学部だ。また法律の基礎知識は国民として必須なだけに高校のカリキュラムに組み込まれていないことは全く不可解だ。織田信長やナポレオンについて知るよりも道路交通法について知るほうがずっと役に立つ。
因みに現在の高校の社会科はこうなっている。[地歴]日本史、世界史、地理(各4単位)。[公民]現代社会、倫理、政治・経済(各2単位)。但し平成24年から「倫理+政治経済」が大学入試センター試験で4単位と認められるようになった。
多分、現代社会や政治・経済で断片的に教えられているのだろうが、こんな継子扱いではなく「法律」として独立させて教えるべきではないだろうか。憲法・民法・刑法・道路交通法・労働基準法などから国民として特に必要な項目を抜粋して教えれば良い。将来、司法試験を目指す人なら独自により専門的に学んでも構わない。
アメリカでは小学校高学年から高校まで継続して法教育が行われており、ヨーロッパでは多くの国で必修教科とされているそうだ。日本でも法教育を実施すれば、いじめに対して「心の問題だ」などといった馬鹿げた議論には陥らず「暴行や恐喝は刑事犯罪だ」という共通認識に基いて速やかな解決が図られるのではないだろうか。
もし国民が法律に詳しくなったら都合が悪いと権力者が考えているのならこれは典型的な愚民政策であり絶対に許すことはできない。