男女の違いは色々あるが、競争と協調という違いも見逃せない。男性の友情は切磋琢磨だ。ライバル関係にある者が競争をして個々に成長する。女性の友情は協調だ。仲間同士で協調し社会とも協調しようとする。
100m走では男女の顕著な違いが現れるそうだ。男性は誰かと一緒に走ったほうが一人で走るよりも早く、女性では有意差は無いとのことだ。私のような競争嫌いの男でも、プールの同じコースに他人がいる時のほうが早く泳ぐ。本来なら相手に気を使うから遅くなる筈なのに競争相手と捉えてしまうのだろう。男性は競争したほうが能力を発揮できるように作られているようだ。
異論はあろうが、かつての日本は協調社会だった。個人の成果よりもチームの成果のほうが重要視された。そのため内部では競争よりも協調が優先された。昨今では成果主義の名の元で競争が奨励されているが、これは中途半端な競争主義なので却って業務の効率を落としている。
このことは韓国と比べれば明白だ。韓国はアジア通貨危機以降、急激に競争社会に変わりつつある。米国以上に熾烈な弱肉強食の競争社会かも知れない。サムスンやヒュンダイなどの国際企業は優遇され、学生はほんの一握りの優良企業に入社するために鎬を削っている。芸能人も国内市場が小さいので国際的に通じるレベルでなければ排除される。
競争社会は言わば男性原理の社会だ。表での協調と裏での嫉妬が原動力であるかつての日本の女性原理とは正反対のものだ。女性原理から男性原理への急激な移行は歪みを生む。そもそも日本では男性原理が確立さえされていない。飼い馴らされた弱々しい男性しかいないからだ。もし本当に競争社会を目指すなら教育を見直さねばならない。「男性」を育てることから始めねばならない。一体何年かかることやら・・・。
100m走では男女の顕著な違いが現れるそうだ。男性は誰かと一緒に走ったほうが一人で走るよりも早く、女性では有意差は無いとのことだ。私のような競争嫌いの男でも、プールの同じコースに他人がいる時のほうが早く泳ぐ。本来なら相手に気を使うから遅くなる筈なのに競争相手と捉えてしまうのだろう。男性は競争したほうが能力を発揮できるように作られているようだ。
異論はあろうが、かつての日本は協調社会だった。個人の成果よりもチームの成果のほうが重要視された。そのため内部では競争よりも協調が優先された。昨今では成果主義の名の元で競争が奨励されているが、これは中途半端な競争主義なので却って業務の効率を落としている。
このことは韓国と比べれば明白だ。韓国はアジア通貨危機以降、急激に競争社会に変わりつつある。米国以上に熾烈な弱肉強食の競争社会かも知れない。サムスンやヒュンダイなどの国際企業は優遇され、学生はほんの一握りの優良企業に入社するために鎬を削っている。芸能人も国内市場が小さいので国際的に通じるレベルでなければ排除される。
競争社会は言わば男性原理の社会だ。表での協調と裏での嫉妬が原動力であるかつての日本の女性原理とは正反対のものだ。女性原理から男性原理への急激な移行は歪みを生む。そもそも日本では男性原理が確立さえされていない。飼い馴らされた弱々しい男性しかいないからだ。もし本当に競争社会を目指すなら教育を見直さねばならない。「男性」を育てることから始めねばならない。一体何年かかることやら・・・。