ビジネスの世界では一時期「選択と集中」という言葉が流行った。限りある経営資源を拡散させず最も得意な事業に集中的に投下するという戦略だが、これに異を唱える人は殆んどおらず金科玉条の如く持て囃されたものだ。しかしこれは危険な戦略だ。成功すれば良いが失敗すれば目も当てられない。シャープはその典型で液晶と太陽光パネルに賭けて経営危機に陥っている。
投資では危険分散をすることが常識だ。偏った投資はイチかバチかのギャンブルのようなものであり大失敗を招きかねない。日航や東電の株を大量に保有していた人は大損をしただろう。普通に考えればこれらは堅実な安全株の筈だ。まさかこんなことになろうとは予想できなかった。
発電事業も「選択と集中」をすれば大変なことになりかねない。大規模発電の代表は原発だが、巨大火力発電所も事故を起こせば大変なことになる。今後は多少、高コストであろうとも、中規模発電所を多数作ることが経営戦略となるのではないだろうか。
政治も中央集権が見直されつつある。東京と大阪が中央支配に反旗を翻しその後、全国に広まりつつある。中央集権は統治するためには都合の良いシステムだが国民にとって好ましいものとは思えない。中国のような極端な中央集権国は少数の権力者のために多数の国民が犠牲にされている。
ところで今、バナナが妙に安い。これは南沙諸島の領有権を巡る問題のために中国政府がフィリピンとの貿易を規制しているからだ。一大消費地を失ったフィリピンのバナナは値崩れを起こした。中央集権は国内だけではなく隣国にとっても迷惑な制度だ。
投資では危険分散をすることが常識だ。偏った投資はイチかバチかのギャンブルのようなものであり大失敗を招きかねない。日航や東電の株を大量に保有していた人は大損をしただろう。普通に考えればこれらは堅実な安全株の筈だ。まさかこんなことになろうとは予想できなかった。
発電事業も「選択と集中」をすれば大変なことになりかねない。大規模発電の代表は原発だが、巨大火力発電所も事故を起こせば大変なことになる。今後は多少、高コストであろうとも、中規模発電所を多数作ることが経営戦略となるのではないだろうか。
政治も中央集権が見直されつつある。東京と大阪が中央支配に反旗を翻しその後、全国に広まりつつある。中央集権は統治するためには都合の良いシステムだが国民にとって好ましいものとは思えない。中国のような極端な中央集権国は少数の権力者のために多数の国民が犠牲にされている。
ところで今、バナナが妙に安い。これは南沙諸島の領有権を巡る問題のために中国政府がフィリピンとの貿易を規制しているからだ。一大消費地を失ったフィリピンのバナナは値崩れを起こした。中央集権は国内だけではなく隣国にとっても迷惑な制度だ。