延命の是非については訳の分からないルールがある。最初から延命治療を行なわなければ罪に問われることは無いのに、一旦延命治療をやってしまえばそれを中止することは殺人とされる。全く不可解な話だ。
些か不謹慎な例え話だが、マンションに大きな損傷が見つかった場合どうするだろうか。余程大きな損傷でなければ即刻解体ではなくまずは応急措置をするだろう。それから精査して、補強をするか建て替えるかが決められる。もし建て替えることになったら当初の応急措置は無駄な投資だったということになるだろうか、そんなことにはならない。検討するための時間的余裕が生まれるからだ。最初の損傷の時点でいきなり建て替えの是非を決めるよりもずっと冷静で合理的な判断が可能になる。
さて人が交通事故などで重態となった場合、どう対応されているだろうか。延命措置をすればその装置は外せなくなる。延命措置をしなければ助かるかも知れない命を見捨てることになる。
私は一旦延命措置をすることを義務付けるべきだと思う。生死の境にある人を目前にして冷静な判断は不可能だ。延命措置後の経過を見て親族と医師が協議をしてその継続・打ち切りを決めるべきだろう。
延命する・しないは悪しき二分割法だ。「分からない」があって然るべきだ。従って差し当っては延命して後からその是非を決めれば良い。とりあえず延命を選ぶことが賢明な選択だ。なぜなら最初に「延命する」を選べば後で「延命しない」に変更できるが、「延命しない」を選んだ場合は「延命する」という選択肢は失われるからだ。とりあえず延命をしてその後に見直すということをルールにすべきだ。現行法は間違っている。
些か不謹慎な例え話だが、マンションに大きな損傷が見つかった場合どうするだろうか。余程大きな損傷でなければ即刻解体ではなくまずは応急措置をするだろう。それから精査して、補強をするか建て替えるかが決められる。もし建て替えることになったら当初の応急措置は無駄な投資だったということになるだろうか、そんなことにはならない。検討するための時間的余裕が生まれるからだ。最初の損傷の時点でいきなり建て替えの是非を決めるよりもずっと冷静で合理的な判断が可能になる。
さて人が交通事故などで重態となった場合、どう対応されているだろうか。延命措置をすればその装置は外せなくなる。延命措置をしなければ助かるかも知れない命を見捨てることになる。
私は一旦延命措置をすることを義務付けるべきだと思う。生死の境にある人を目前にして冷静な判断は不可能だ。延命措置後の経過を見て親族と医師が協議をしてその継続・打ち切りを決めるべきだろう。
延命する・しないは悪しき二分割法だ。「分からない」があって然るべきだ。従って差し当っては延命して後からその是非を決めれば良い。とりあえず延命を選ぶことが賢明な選択だ。なぜなら最初に「延命する」を選べば後で「延命しない」に変更できるが、「延命しない」を選んだ場合は「延命する」という選択肢は失われるからだ。とりあえず延命をしてその後に見直すということをルールにすべきだ。現行法は間違っている。