丁度1ヶ月前にロシアに落ちた隕石は日本人にとっては非現実的なものだった。大量に放映された映像は余りにも現実離れしていたのでまるで映画のシーンのようにさえ感じられた。しかしロシア人にとってはそうではない。こんなあり得ないことが現実になったことから少なくない人がPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症しているらしい。
この事件は、現在の科学では隕石落下事故を防げないことを実証してしまった。地上の特定の地点から発射されるミサイルの弾道なら予想できても、広大な宇宙のどこから飛来するのか分からない隕石にはお手上げだ。予防も予知も不可能だからその都度対応するしか無い。しかし隕石による被害は非常に稀な現象であっても、流星は毎日多数観測されている。燃え尽きなかった流星が隕石になるのだから、いつどこに落ちるのか全く分からない。
こんな状況で原発の安全はどうやって守れるだろうか。非現実的なSFの話ではなく現実的な隕石襲来に備えて原発の周囲に迎撃ミサイル基地を作るべきだろうか。仮に最大限の投資をして最新の兵器を集積しても原発を隕石から守ることはできまい。
結局、守れないものは作るべきではない、ということだろう。隕石によって破壊されても「運が悪かった」と諦められるもの以外は作るべきではない。隕石に対処できるほど科学文明が発達した時点で初めて人類は原子力を利用する資格を得るのではないだろうか。
この事件は、現在の科学では隕石落下事故を防げないことを実証してしまった。地上の特定の地点から発射されるミサイルの弾道なら予想できても、広大な宇宙のどこから飛来するのか分からない隕石にはお手上げだ。予防も予知も不可能だからその都度対応するしか無い。しかし隕石による被害は非常に稀な現象であっても、流星は毎日多数観測されている。燃え尽きなかった流星が隕石になるのだから、いつどこに落ちるのか全く分からない。
こんな状況で原発の安全はどうやって守れるだろうか。非現実的なSFの話ではなく現実的な隕石襲来に備えて原発の周囲に迎撃ミサイル基地を作るべきだろうか。仮に最大限の投資をして最新の兵器を集積しても原発を隕石から守ることはできまい。
結局、守れないものは作るべきではない、ということだろう。隕石によって破壊されても「運が悪かった」と諦められるもの以外は作るべきではない。隕石に対処できるほど科学文明が発達した時点で初めて人類は原子力を利用する資格を得るのではないだろうか。