俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

親日論

2014-03-13 10:12:04 | Weblog
 中国と韓国による反日論は読み飽きた。他の国による日本批判を探そうとすると、これが意外と難しい。見つかるのは殆んどが親日論か日本贔屓だ。過大評価だと思ってこちらが恥ずかしくなることさえある。
 マスコミやネット情報はなぜこんなに偏っているのだろうか。特にネット上での海外ニュースは半分以上を中国と韓国が占める。最近でこそロシアとウクライナに関する記事も多いが、いくら隣国とは言え偏り過ぎている。英独仏のような馴染み深い国の情報さえ滅多に無く、北欧諸国や中南米・アフリカの情報に至っては殆んど皆無だ。隣国の筈の台湾の情報も余りにも乏しい。
 米中韓に偏っていることは問題だ。私はこの3国が三大嘘つき国でロシアが4番目だと思っている。嘘つきの放言を無暗にメディアが取り上げるべきではない。そんなことは週刊誌にでも任せておけば良い。
 米中韓に偏るから日本に対する評価もデタラメになる。歪んだ鏡を見ていれば正しい姿を知ることはできない。人が自分の姿を直接見られないように、自国の姿を知るためには他国による評価が手掛かりになる。参考になる調査は無数にあるのでほんの一部しか紹介できないが、これらを見れば日本および日本人が国際的にどれほど高く評価されているかがよく分かる。
 最も新しい資料はOMGが3日に発表した「最も賢い国」で、日本が1位に選ばれた。昨年10月に発表されたOECDによる「大人の学力テスト」でも日本人は1位だった。BBCによる「世界に良い影響を与える国」では2012年は1位で2013年は4位だった。ランクが下がったのは中国人と韓国人だけが極端に低い評価をしたからだ。アメリカの旅行会社エクスペディアによる「ベストツーリスト」では毎年1位だ。あるいはアメリカの情報サイト「Mamolith」による「美女が多い国」ではアジアではトップの9位にランクされた。これは単に外見だけではなく品性も含めて評価されたのだと思う。
 特に親日派が多いのはトルコと台湾だが、こうやって見ていれば日本および日本人は非常に高く評価されていることが分かる。世界中で中国と韓国だけが反日国だが、彼らは、ナチスがユダヤ人を敵視してゲルマン民族の団結を図ったように、国内問題を誤魔化すために日本を敵視しているだけだ。こんな国による誹謗中傷を気にするのは「人が犬を噛んだ」というニュースに大騒ぎするようなものだ。

車道側(2)

2014-03-13 09:33:43 | Weblog
 道路交通法第63条の4で「自転車は当該歩道の中央から車道寄りの部分を徐行しなければならない」と定められている。これを守ることによって自転車も歩行者も安全性が高まる。それなのに殆んど守られていない。そんな規則があることさえ充分には認知されていないようだ。自転車で通学する生徒は学校から許可証を貰うのだからその時に教育することが一番の近道だろう。それも「規則だから」と教えるのではなく、なぜそうするべきなのかを理解させる必要がある。(車道側通行が安全である理由については昨年12月1日付けの「車道側」参照)
 教育ではなく厳罰化を考える人もいるだろうが、知られていないルールを厳罰化しても効果は乏しい。むしろ歩道の構造を変えることによって自らの意思で車道側を走るように仕向けるほうが有効だろう。つまり車道側を走り易くすれば誰もが自らの意思でそちらを通るようになる。
 現在の歩道は車道側も建物側も同程度に凸凹で、どちらかと言えば建物側のほうが少しだけ平坦だと思える。これを、車道側をできるだけ平坦にすれば自転車はそちらを選ぶようになる。ルールで縛るよりも当事者が自らの意思でそうするような仕組みを作ったほうが確実に定着する。
 多くのショッピングセンターの従業員用通路は客用通路よりも使い勝手が悪く不便な場所にある。そのために従業員による客用施設の使用禁止令がしばしば通知されるそうだ。ディズニーランドではそんな問題は発生しない。それは真っ先に一番便利な場所に従業員用通路を作るからだ。従業員は当然一番便利で快適な従業員用通路しか使わない。これは単に従業員を快適に働かせるためではない。顧客サービスでもある。非常時、例えば客が場内で意識を失った場合、従業員通路を通って目立たず最短距離で搬送することができる。
 人がルールに従わないのはルールが悪いからという可能性がある。例えば混雑する駅構内では自然発生的に左側通行になる。ルールに従わせようとするよりも、そのルールがなぜ守られないのかを検討して全体の仕組みを見直したほうが抜本的解決に繋がり得る。