参議院選挙が来年の7月に迫っているのに選挙制度改革が進展していない。最低なのは自民党案の6増6減案であり、一票の格差が4.31倍と、昨年最高裁が「違憲状態」と判断した4.75倍と殆んど違わない。こんな改革であれば選挙の直後に違憲・選挙無効との判決が出されかねない。自民党がゴリ押ししようとするのは県代表という位置付けがあるからだ。一県一人以上という原則を変えようとしない。
私はこの主張を無意味とは考えない。人口が少ない県にも議員が必要という考えにも一理ある。国連はどんな小さな国でも一国一票であるし、アメリカの上院議員は州の代表と位置付けられているから一票の格差は何と66倍だ。
参議院は都道府県代表を別枠にすれば良いと思う。自治体の知事が規模の大小を問わず一人であるのと同じ理屈だ。次回の改選は121議席だから、まず「地方区」として47都道府県に1議席ずつ割り当てて、残りの74議席と分離すれば良いと考える。比例区を廃止した上で選挙区の合区・分区をすれば格差は1.5倍程度に収まるだろう。
比例区は問題が多過ぎるから廃止しても構わない。自力ではなく党名で当選した議員が離党しても議席を失わない現行制度は要らない。但し私の持論である「バーチャル議員」が可能なら74議席総てを比例区にしても良いと思う。
バーチャル議員とは比例区の議席に議員を割り当てない制度であり、5年前にブログで提案したのだが余り賛同を得られなかったようだ。仮にある党が20議席を獲得すればそれを参議院での20票と評価する。議席ではあるが議員はいない。議員さえいなければ当然、議員報酬も必要ない。こんなバーチャル議員であれば定数を削減する必要も無い。議席が増えればそれだけ少数意見も反映されるのだから74議席どころか100議席に増やしても構わない。数合わせに過ぎない比例区の議員など必要なく、採決時の票数に参入するだけで充分だろう。
私はこの主張を無意味とは考えない。人口が少ない県にも議員が必要という考えにも一理ある。国連はどんな小さな国でも一国一票であるし、アメリカの上院議員は州の代表と位置付けられているから一票の格差は何と66倍だ。
参議院は都道府県代表を別枠にすれば良いと思う。自治体の知事が規模の大小を問わず一人であるのと同じ理屈だ。次回の改選は121議席だから、まず「地方区」として47都道府県に1議席ずつ割り当てて、残りの74議席と分離すれば良いと考える。比例区を廃止した上で選挙区の合区・分区をすれば格差は1.5倍程度に収まるだろう。
比例区は問題が多過ぎるから廃止しても構わない。自力ではなく党名で当選した議員が離党しても議席を失わない現行制度は要らない。但し私の持論である「バーチャル議員」が可能なら74議席総てを比例区にしても良いと思う。
バーチャル議員とは比例区の議席に議員を割り当てない制度であり、5年前にブログで提案したのだが余り賛同を得られなかったようだ。仮にある党が20議席を獲得すればそれを参議院での20票と評価する。議席ではあるが議員はいない。議員さえいなければ当然、議員報酬も必要ない。こんなバーチャル議員であれば定数を削減する必要も無い。議席が増えればそれだけ少数意見も反映されるのだから74議席どころか100議席に増やしても構わない。数合わせに過ぎない比例区の議員など必要なく、採決時の票数に参入するだけで充分だろう。