日本人の遺体は腐りにくいそうだ。2つの原因が考えられる。1つは日本人が欧米人よりもスリムであることだ。ミイラのように痩せている人であれば多分、腐りにくいだろう。もう1つは食品添加物の影響だ。合成保存料を含む食品を頻繁に食べていれば幾らかが蓄積されて腐りにくくなっても不思議ではない。
私は食品添加物の危険性を騒ぎ立てたい訳ではない。食べた物が分解も排泄もされずにしばしば蓄積されるということを指摘したい。砒素であれ有機水銀であれカドミウムであれ、日常的な食品にも微量含まれている。これらは少量であれば毒性を発揮せず許容限度を越えて初めて発病する。許容量は人によって異なるから水俣病やイタイイタイ病の患者は許容限度が低かった人か摂取量が多かった人だろう。
化学物質に限らず何であれ大量に摂取すれば有害になる。アルコールや塩は勿論のこと、水でさえ飲みすぎれば水中毒を起こす。白菜ばかり食べて奇病に罹った人がいるそうだが、これが白菜中毒なのか栄養失調によるものなのかはよく分からない。
危険分散ということを考えれば地産地消は良いこととは思えない。カドミウムが多い土地も放射線量が高い土地もある。同じ土地の食べ物に偏れば特定の毒物が蓄積される可能性が高まる。水俣病の患者は地元の魚介類に偏った食生活をしていたのではないだろうか。
人類は食物によってしか栄養を補給できない。体内で合成できない栄養素は食物として摂取する必要がある。必須脂肪酸や必須アミノ酸、あるいはビタミンやミネラルなどは様々な食品から摂るのが一番安全だろう。足りない栄養素ほど吸収率が高くなると思われるから、神経質になり過ぎずに様々な地域の様々な食材をバランス良く食べることが食の安全に繋がるだろう。偏りが危険という意味ではサプリメントも安全とは思えない。特定の栄養素を吸収しにくい特殊な体質の人であればやむを得ないが、それ以外の人であれば過剰摂取の弊害があり得る。
食品添加物を目の敵にしても仕方がない。むしる薬に注意すべきだ。薬は許容限度に近い量が処方されるから蓄積されればほぼ確実に毒物になる。
私は食品添加物の危険性を騒ぎ立てたい訳ではない。食べた物が分解も排泄もされずにしばしば蓄積されるということを指摘したい。砒素であれ有機水銀であれカドミウムであれ、日常的な食品にも微量含まれている。これらは少量であれば毒性を発揮せず許容限度を越えて初めて発病する。許容量は人によって異なるから水俣病やイタイイタイ病の患者は許容限度が低かった人か摂取量が多かった人だろう。
化学物質に限らず何であれ大量に摂取すれば有害になる。アルコールや塩は勿論のこと、水でさえ飲みすぎれば水中毒を起こす。白菜ばかり食べて奇病に罹った人がいるそうだが、これが白菜中毒なのか栄養失調によるものなのかはよく分からない。
危険分散ということを考えれば地産地消は良いこととは思えない。カドミウムが多い土地も放射線量が高い土地もある。同じ土地の食べ物に偏れば特定の毒物が蓄積される可能性が高まる。水俣病の患者は地元の魚介類に偏った食生活をしていたのではないだろうか。
人類は食物によってしか栄養を補給できない。体内で合成できない栄養素は食物として摂取する必要がある。必須脂肪酸や必須アミノ酸、あるいはビタミンやミネラルなどは様々な食品から摂るのが一番安全だろう。足りない栄養素ほど吸収率が高くなると思われるから、神経質になり過ぎずに様々な地域の様々な食材をバランス良く食べることが食の安全に繋がるだろう。偏りが危険という意味ではサプリメントも安全とは思えない。特定の栄養素を吸収しにくい特殊な体質の人であればやむを得ないが、それ以外の人であれば過剰摂取の弊害があり得る。
食品添加物を目の敵にしても仕方がない。むしる薬に注意すべきだ。薬は許容限度に近い量が処方されるから蓄積されればほぼ確実に毒物になる。