兼業として米作りをする給与所得者であれば米を買う必要は無いが、米以外の商品を買わねばならない。人は米のみでは生きられない。
脂質や蛋白質は現金と同じように汎用性がある。必須脂肪酸や必須アミノ酸という言葉があるように、体を正常な状態に維持するために欠かせない栄養素だ。ところが必須炭水化物という言葉は無い。炭水化物はエネルギー源としてしか使われない。三大栄養素と呼ばれながら炭水化物だけが異色であり全く摂取しなくても栄養障害は起こらない。炭水化物の長所は即効性だ。炭水化物を食べれば速やかにエネルギー源になる。すぐに血糖値を高めることは欠点と考えられ勝ちだが、飢餓状態においては大きな長所だ。
脂質は1g当り9㎉で蛋白質や炭水化物は4㎉だ。このことから脂質が肥満の原因になると長い間信じられていた。この考え方の根本的な間違いは、カロリーという一元論で捕えていることだ。炭水化物はエネルギー源にしかならないが脂質や蛋白質は他の用途にも使われている。
仮に脂質と蛋白質の9割が体の維持・向上のために使われているなら熱量に回る脂質は1ℊ当り0.9㎉、蛋白質は0.4㎉となり炭水化物よりも圧倒的に低カロリーの食品になる。アメリカでは低所得者のほうが肥満率が高いと言われている。ロイター通信社の2010年の調査によると、5万$以上の所得者の肥満率は24%で、1.5万$以下の肥満率は35%とのことだ。日本ではこの原因はジャンクフードと伝えられていた。しかし真犯人はジャンクフードではあるまい。ジャンクフードよりも安い食品、つまり麦や米やトウモロコシなどの穀類つまり炭水化物こそ犯人だろう。安い炭水化物を大量に食べればエネルギーとして使い切れないから体脂肪として蓄えられて肥満する。
最初の寓話に戻るなら、現金は汎用性があるからすぐに使い切るし残っても嵩張らない。しかし米は米としてしか使えず保管のためには広い場所が必要になる。汎用性の高い脂質や蛋白質は現金のようなものであり、炭水化物は米に該当する。つまり脂質や蛋白質は大半が体作りのために使われて、汎用性の無い炭水化物が皮下脂肪として蓄えられるのではないだろうか。
カロリーという一元論が根本的に間違っている。カロリーという尺度で見れば脂質は高カロリーだが、カロリーとして使われるのが一部に過ぎず大半が身体機能の維持・向上のために使われるのであれば、実質的には低カロリー食になる。
脂質や蛋白質は現金と同じように汎用性がある。必須脂肪酸や必須アミノ酸という言葉があるように、体を正常な状態に維持するために欠かせない栄養素だ。ところが必須炭水化物という言葉は無い。炭水化物はエネルギー源としてしか使われない。三大栄養素と呼ばれながら炭水化物だけが異色であり全く摂取しなくても栄養障害は起こらない。炭水化物の長所は即効性だ。炭水化物を食べれば速やかにエネルギー源になる。すぐに血糖値を高めることは欠点と考えられ勝ちだが、飢餓状態においては大きな長所だ。
脂質は1g当り9㎉で蛋白質や炭水化物は4㎉だ。このことから脂質が肥満の原因になると長い間信じられていた。この考え方の根本的な間違いは、カロリーという一元論で捕えていることだ。炭水化物はエネルギー源にしかならないが脂質や蛋白質は他の用途にも使われている。
仮に脂質と蛋白質の9割が体の維持・向上のために使われているなら熱量に回る脂質は1ℊ当り0.9㎉、蛋白質は0.4㎉となり炭水化物よりも圧倒的に低カロリーの食品になる。アメリカでは低所得者のほうが肥満率が高いと言われている。ロイター通信社の2010年の調査によると、5万$以上の所得者の肥満率は24%で、1.5万$以下の肥満率は35%とのことだ。日本ではこの原因はジャンクフードと伝えられていた。しかし真犯人はジャンクフードではあるまい。ジャンクフードよりも安い食品、つまり麦や米やトウモロコシなどの穀類つまり炭水化物こそ犯人だろう。安い炭水化物を大量に食べればエネルギーとして使い切れないから体脂肪として蓄えられて肥満する。
最初の寓話に戻るなら、現金は汎用性があるからすぐに使い切るし残っても嵩張らない。しかし米は米としてしか使えず保管のためには広い場所が必要になる。汎用性の高い脂質や蛋白質は現金のようなものであり、炭水化物は米に該当する。つまり脂質や蛋白質は大半が体作りのために使われて、汎用性の無い炭水化物が皮下脂肪として蓄えられるのではないだろうか。
カロリーという一元論が根本的に間違っている。カロリーという尺度で見れば脂質は高カロリーだが、カロリーとして使われるのが一部に過ぎず大半が身体機能の維持・向上のために使われるのであれば、実質的には低カロリー食になる。