天然の芹を頂いた。
芹と云っても、栽培用の芹ではなく、所謂クレソンであろう。
欲しいかと聞かれて即答で! ! 採取場所は秘密だそうである。
早速、芹鍋にと下ごしらえである。
芹鍋はこの根っこが醍醐味である。 だから、なるべく泥を丁寧に落として汚れた茎や葉っぱも除去する。
土鍋に鶏出汁の素と昆布かつお出汁を加えて、日本酒、みりん、醤油で味を付ける。
鶏もも肉を削ぎ切りの一口大にして、上記のだし汁を沸かした中に入れる。
沸騰して灰汁を除いた中に、 牛蒡のささがき、人参、椎茸、芹の根っこ部分を入れて煮る。
この時点で、日本酒を一杯飲む。 既に出し汁が酒の肴になる。
頃合いで、芹の茎と葉っぱ部分と豆腐を入れて、煮ながら食す。
旨い事、必至! !
牛蒡の香りと芹の根っこのシャキシャキ感と、芹の葉っぱの苦みと香りと ! ! !
椎茸の代わりにシメジや舞茸等でも良し。 また、程よく煮えた鶏肉が旨い。鶏の脂が沁み出して滋味とは此のことか ! !
秋田のキリタンポやダマこ餅だったか、入れたら更に良いのでは ? ? 明日の朝食は勿論雑炊だ。
土を喰らう 田舎暮らしの醍醐味だ。