群馬県北部は福島原発メルトダウン時の放射能拡散影響を強く受けた地域で有ると聞く。
残留放射能値の高い農産物や食品の上位に群馬県北部産の品目が多く掲示される。
我が山荘近辺は、山菜や野草の宝庫であるし、自家菜園で採れる手作り野菜は、この上ない楽しみのひとつなのである。
蕗の薹、山うど、蕗、茗荷、実山椒、山椒の若芽、タラの芽、コシアブラ、筍など、此れから垂涎の菜が目白押しである。
色んな解説に有るように、地下茎植物やキノコ類に放射能は残留することが多い。
合わせて此れを食する猪など 、所謂ジビエ食材が危ないと、聞く。
我が山荘の周辺に筍が出た。筍が出たと、云っても猪に荒らされ後の、彼らの食べ残しを、ここ数年頂いて賞味していたのであるが?
我が菜園端の筍に、大丈夫なのだろうか?と、疑心暗鬼に陥るのは、東京電力初め行政から出される安全宣言が、信頼感を失った結果なのであろう。
群馬県前橋に、(株)食環境衛生研究所と、いう食品安全検査を主業にしている会社がある。
此処に、我が山荘周辺で4月21日に採取した筍1.6kgを持ち込んで、放射能残留検査をした。
結果、 ヨウ素131、セシウム134、セシウム137 の3核種について「検出せず」の判定であった。
検査料6000円 で4/22に持ち込み4/24に結果速報をFAXにて受領した。
正直、良かった!の感がある。
山荘に訪問頂く諸君へ提供する食材の一応の安全性が確認できたのである。
また、知人や親戚への、我が菜園収穫物送呈も一昨年以来控えていたのであるが、再開することができる。
しかし、食材全ての残留放射能値が安全レベルと言えるかどうか?
また、内部被ばくについては安全と言えるレベル自体があるのかどうか?
自然界に存在するといわれる放射性物質の放射能値が、一応の安全レベルと云えるのであろうが・・・ だとすると、自然界に存在しないプルトニュウムごときは、安全レベルは存在しないと言わざるを得ないのである。