日経ビジネス電子版 デイリー夕刊 business@nikkeibp.co.jpに以下の記事を見た
昨今のお隣中国の国際政治政策を観察していて、1920年~1930年代の我が日本の動きによく似ていて既視感を感じていたのだが、これと同じ視点を持った記事である。
願わくば、独善的施策と国粋的なヒステリーに陥らずに進んでほしいのだが、独裁政治体制はこのような進路を補正修正できるのだろうか疑問である。戦前の我が国がそうであったように・・・・・
民主主義政治体制は回りくどくて一見非効率な政治体制かもしれないが、誤った針路を修正したり大きく傷を負うような施策展開は防げるのだろうと期待している・・・・
地球環境問題やCOVID-19では、政策決定能力の無さは、取り返しのつかない過誤に繋がりそうなのだが・・・・・・・
記事筆者はキャノングローバル戦略研究所の宮家邦彦氏
一部抜粋を転載する。興味のある方は日経電子版をどうぞ!!
日米首脳会談に強烈な不満の中国こそ、戦前日本の失敗を学ぶ時
キヤノングローバル戦略研究所 研究主
前略・・・・
今の中国を1930年代の日本と比較すべきだろう。「東アジアの新興国」が「シビリアンコントロール」を失い、「不健全なナショナリズム」の下で、「力による現状変更」を目指し、西太平洋で「海洋権益を拡大」し、「国際社会に挑戦」している。中国の外交部も戦前の日本の外務省に似ているのだろうか。「歴史は繰り返さないが、時に韻を踏む」という言葉を思い出す。
中略・・・・
中国の賢明な指導者たちにはぜひとも、1930年代の日本の失敗とその教訓を正確に学んでいただきたいものである。
この記事はシリーズ「世界展望~プロの目」に収容されています