雪山登山編
もう成田を出てから4日目の10月8日になる。
待望の登山日である。 午前7:50台北を出発、雪山トンネル⇒宜蘭⇒武稜農場経由(此処でしゃぶしゃぶ昼食)、雪山登山口に着いたのはPM2:10であった。
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ここから、1時間50分の行程で七下山荘泊まりとなる。
祝日前日ということもあり蚕棚の下段を占拠し、台湾初めての山小屋体験である。ウレタンマットの床敷きで整備された居室と別部屋に食堂があり、美味くは無いが数種の料理がバイキング形式で提供される。洗面所も豊富な水量の水道が完備していて清潔である。
ここまでの行程での遅延者を、このまま登山続行可否の判断を迫られ、結果、ガイド一人を同行させ下山説得と結論した。全員登頂は出来なくなったが、パーティ全員の遅延リスク回避の為には、仕方の無い判断となった。
10月9日(5日目)
夜中の“ねずみ”出没騒ぎも有ったが、早朝3:00起床、4:00出発、雪山東峰直前で朝日を観て、369山荘経由で、雪山主峰登頂は11:30であった。
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日本より低緯度の為か森林限界が高く、3000メートル近辺でも巨木の樹林帯が続く。取り付きのカールまで来ると高山の雰囲気となり這松地帯となる。ガレ場を乗り切ると突然山頂となった。目の前の北峰が、濃霧のために目まぐるしく見え隠れした。3886mの山頂で昼食後、369山荘へ。
14:20山荘到着。 持参の高粱酒で登頂の祝杯。
山小屋は、昨日と打って変わって、大混雑である。国慶節の連休に当たり、若者中心の登山客が、続々と上ってくる。台湾では登山年齢が、まだまだ若い。と、いうより社会自体が高齢化社会では無いだけかも知れない。 流石にこの夜は“高いびき”に眠れぬ夜であった。
10月10日 (6日目)
369山荘下山開始 午前5:00
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帰りは早い。ガイドの陳劉氏を最後尾にして七下山荘7:50、武稜登山口に8:40到着、登山終了となった。
武稜農場の売店で登山記念のTシャツを購入し、次の登山目標の南湖大山の登山口“思源”を経由して、宜蘭で昼食となった。
総勢13名の登山隊であるが、玉山、雪山の2峰で帰国予定が9名、残りの4名が南湖大山を目指す。<o:p></o:p>