3月半ば、23日桜の満開の便りに、居ても立っても居られぬ面々と、隅田川縁を歩いた。
隅田川河畔が整備されている。
高度成長期にはゴミが浮かび、ヘドロからメタンガスの泡がぶくぶく、殆ど下水路と化していた隅田川であった。
これを人の目から遠ざけ目隠しをして、文字通り臭い物に蓋の政策そのものであった。
今春、千住辺りから下流、佃大橋辺りまで遊歩道テラスが建設完成している。
ここを両岸の観桜を兼ねて歩いた。
折あしく花梅雨の天模様に、男性予定者が二の足を踏む中、女性陣は意欲満々での出発だった。
千住大橋駅(京成本線)10時集合、芭蕉と曽良の奥の細道出立の地の碑で記念撮影して、ウォーキングテラスへ
歩き出して直ぐの春雨にも、周囲の景観にも目を留めず、近況報告歓談に夢中の面々に、計画した筆者には安堵やらなにやら???
堀切、鐘ヶ淵辺りでは、江戸時代の小塚原刑場と泪橋の由来を語り歴史を思った。
白髭橋を過ぎて流石に休憩の声。
目指したのは長命寺の桜餅であったが売り切れ、隣の言問い団子のお店でお茶休憩としたのは11時半だ。
長命寺、言問い団子の辺りは向島花街として粋な花柳界の歴史を持った地域である。
また、この辺りの隅田川縁は大川桜堤と言われて、大江戸有数の桜花見の名所であった。
生憎の桜梅雨で桜祭りのイベントは無かったが花堤を楽しんだ。12時半
川面には花見の遊覧船が数隻周遊している。
好天ならスカイツリーや神社仏閣と満開桜の景観にも目を奪われるところであるが,此処までくると、浅草の終着点昼食ポイントが気になりだした。
アサヒビールのビールジョッキを模した本社ビルを目指した。