その④からの続き
⑤繰り返される屈辱。そして、その結末
ハリスが3号でも、当然やられてしまったのだが、黒鯛用にクッションゴムを4セットぐらい用意していたことを思い出した。
天秤から、一本出しのハリスの前に、クッションゴムをかましてみた。
「これで、ハリスの倍の強度はあるだろう」
さらに念には念を入れて、大物対策でドラグを緩めてあったものの、さらに緩めてみた。
投入したら、即ハゼ釣り。
回りは異様な光景に見えたろうなー
今度は、そのスパンも長くなり、シロギスも釣れたりで忘れかけていた頃・・・
鈴が鳴ったかと思うと、また竿が引っ張り込まれた。
持っていた竿を放り投げ、あわてて竿にしがみつく。
これで何度目だろう。
5回目だっけカナ・・・
しかし、今度は30秒の格闘だ。
もしかしたら、もっと長かったかも知れない。
「水面に上がるかも・・・顔が見えるかも・・・」
そう思った瞬間、また切られてしまった。
ギャラリーも、この魚はなんだろうと、しきりにオレに問うのだ。
オレだって知らん。
今度は、クッションゴムが伸びて切れたようだ。
・・・・もう打つ手がないかも
次の作戦は、どうしようかと勘案しているときに、なんともう一本のシロギスを泳がせていた竿が持って行かれたのだ・・・・
当然、結果は同じ。
ドラグもいい活躍をしたが、結局ラインが持たない。
こちらも、クッションゴムを切られてしまった。
エサ用のアオイソメも、もう少ないし、体力と気力と空腹で最後の投入に決めた。
仕掛けは、クッションゴムをダブルにして、ハリスもダブル。
「さぁーて、コレでダメなら、来週再戦だぜぇぃ」
しかし、意気込み空しくタイムアップ。
13:00の帰船が悲しい。
結局、ヤツは何者だったのか?
・スズキ?
⇒それにしては、水面に上がらないし、首を振った様子がない
・マゴチ?
⇒だとすると、メーター級だがあり得ないだろう
・その他
⇒木更津のしょっぱい沖堤防に、そんなヤツがいるのか??
「やっぱり、アカエイかドチザメなのかなー、でも、それもあり得ないんだけど」
答えは分からずだったが、結局、七目釣り?だった。
釣った総数は、もう分からないけど、多かった順に並べると・・・
1.ヒトデ
2.マハゼ
3.イトマキハゼ
4.シロギス
5.ヒメハゼ
6.ネズミゴチ
7.ギンポ
8.マアナゴ
ふふふ、本命ゼロのメバルがゼロの完封負けさ。
一発逆転もあっただけに悔しいわ。
あーあー。
モンスターハンターだったら、どんな魚も、竿一本でサクサク上げちゃうのになー
その③からのつづき
④ハゼどんが足りない・・・・
投げ竿大作戦。
ハゼを投入して、おそらく5分も経っていなかったと思う。
チリリン・・・チリン
そう
風が強いため、結構竿下に鈴を付けていても軽くなってしまうのだ。
「もう~~鈴の意味ナイや~~ん」
チリ~~~ン
「うるさいねん!なんやねん!!」
ピューッと風が吹いたことで、軽くなったのだが、次の瞬間・・・・
「ギャーーーーっ」
なんとなんと、竿が海中に引き込まれるではないか!!
竿立てに立てていたものの、あっという間に引き込まれるのだ!
竿を立て、何か得体の知れない相手と戦う・・・・
まさかの展開にドッキドキ
しかし・・・・
--------プッツン
わずか10秒。
アッサリ、ラインブレイク。
巻き上げてみると、ハリスの真ん中で切れている。
ラインの結び目や針のチモトではないことから、仕掛けの不備ではなく、ハリスの耐久負けだったわけだ。
「なんだー?サメにしては引きが強すぎるし、エイにしては横に走ったなー」
何がなんだか分からないのだが、持ってきたハリスで一番太いのは、3号。
針は、チヌ針だが、針のカタチなんかドーでも良さそうだ。
いつも、マゴチの泳がせ仕掛けを持ち歩いていたのに、この日だけは持ってこなかったのだ。
それなら、ハリスは5号だが・・・・
まあ早速、ハリス3号に双方の仕掛けをチェンジしようと、もう一本の竿を上げようとすると・・・・
「はぁ~~っ??」
なぜか、こちらも同様のハリス状態。
いつの間にか、両方やられたのだ。
こりゃー参った。
ルアー用のショックリーダーでも持ってくれば良かったなー
でもハリス3号にして、再投入。
念のため、ダブルのクリンチノットで締め上げてっっと。
そもそも二度とヒットしないと思っていたのだが、実は、この後、そのハリス3号の仕掛けもやられてしまった。
格闘時間は、ちょっと伸びたものの、グッと押さえられたかと思うと横に走られ、ジエンド。
なんと4発もやられて、その実態もつかめない。
しかも、目立たないところでやっていたのに、ギャラリーまで集まってきた。
さらに、ストックのハゼ太郎が不足する自体に・・・
11:00で沖上がりしようと思っていたのに、時間はすでに10:30。
大急ぎでハゼを釣ろうと思うと、ネズッポ野郎やキスを交えて釣り上げる。
ただし、イトマキハゼは、体力が無くて釣り上げても長生きしない。
シロギスの場合は、もっと弱っちーので、上げたら即、ブッコミだ。
なんとも、このイベント。
意外な方向に動くのだ。
その⑤へつづく・・・・・
その②からのつづき
③このヒトデなしっ!!
投げ竿大作戦は、コバ周りですでにシロギス(中サイズ)とマアナゴを釣り上げていたのだが、頭に来ていたため、その場でポイッと海に帰したんだわさ。
なのでシロギスは、勝手に釣れるだろうという考えで、ほったらかしだったが、風が強すぎるため置き竿は勿論、サビいていてもアタリは取れないから、これは仕方ない。
穴子は、夜釣りの定番。朝早い時間なら、まだ暗いから、上がってきても不思議ではない。
暗いうちに、ここで投げると、嫌と言うほど上がってくる。
勿論、江戸前の穴子に違いないが、全部、海に帰す。
(仕掛けもダメにしちゃうからね)
んで、置き竿のほうは、気がついたらあげてみるという作戦にして、一挙両得大作戦をひたすら敢行・・・・
礒竿も頑張って竿を振るのだが、反応がない。
魚も見えない。
「よしっ、オキアミ登場っ!!」
ここで、サビキにオキアミを投入。
「・・・・・・魚がいるのか?ミジンコしかいなそうだなー」
まあ、海にミジンコは、筋違いだが、付けエサだけチュウチュウー吸われて返ってくるのだ。
「よしっ、コマセかごをトリプルだー」
禁じ手と呼べる、一手?
ダブルの先行く、トリプルワザ。
上に、網かご2つ。下にはオモリ付きのコマセかごで、しゃくりまくる。
小一時間ぐらいたって・・・・
「・・・・・・・よしっ」
そう。
反応がない。つまり諦めたワケさ。
しかし、投げ竿には、あげてくる度に、ヒトデヒトデヒトデ・・・・・
20匹以上は、上がってきたんじゃないかなー
しかも水温も低いためか、ヒトデの野郎もヒンヤリでね~~~
巻いてくるときは、何か掛かっている感覚でありながら、上げてみるとヒトデ。
こんなことが、2時間くらい繰り返されたので・・・・
仕掛けチェーーーンジ
しかも四刀流。
磯竿以外は、すべてキス・ハゼ狙いへ移行。
A:投げ竿(長) アウトコース
B:投げ竿(中) アウトコース
C:投げ竿(短) インコース
D:礒竿 インコース ⇒ ウキフカセでメバル狙い
これが、ちょっと正解。
インコースで、マハゼやヒメハゼ、イトマキハゼが、バンバン上がってくる。
底魚は、インコースの風裏に回ったのかな。
しかし礒竿では、ギンポが一匹上がったが、アタリすらない。
そこで、
礒竿もハゼ狙いへ変更。勿論インコース。
釣れていると言うことで、本命だったアジやカワハギの姿は拝めなくても、ハゼ類やシロギス、ネズミゴチが、どんどん上がってくるので、ちょっと楽しいし、飽きずにエサが消費できた。
そうなると、インコースで二刀流をサビきながらやっていると、アウトコースでのヒトデ地獄が馬鹿馬鹿しい。
アウトコースの投げ竿二本を、ぶっ込み仕様に変更。
但し、ハリスは黒鯛対策の2号までしかない。
釣れたマハゼやヒメハゼ、シロギスを、エサにしてアウトコースへ、ブッ込んだ。
ぶっ込みの方は、釣れなくても長時間サオを構う必要がなくなる。
運がよければ、フッコやマゴチが釣れるだろうけど
せいぜい釣れたところで、ドチザメやアカエイであることは、経験済み。
鈴をアウトコースのサオに取り付け、本格的にインコースで、ハゼを釣ることに楽しんでいた。
バケツには、体力のあるマハゼ2匹を残しておいて、あとは、全部海に帰す・・・
コレを繰り返す予定だったのが・・・・
事件発生!!!!!!!!!!!!
その④へつづく・・・・・
その①からのつづき・・・・
②-1 釣りと料理は、通じると思う
まあ、そうは言っても、水温がかなり下がり、北よりの風がかなり強かったため、アウトコースやコバ周りの釣りは厳しかったと思う。
さっそく人気のないところに、どかんと陣取って・・・
「さて、なにやろっか・・・・」
釣りとは、ちょっとしたお料理と同じ。
具材 ⇒ 持ってきた仕掛け類
器具 ⇒ 持ってきた竿やリール
調味料 ⇒ 持ってきたエサ
・・・分かるような気がしない??
あ、しない?
そうかいそうかい、ま、そういうことにしておいて、料理感覚だったわけさ。
②-2 リスタート
気を取り直して、支度に係る。
持ってきた装備から考えて、まず、支度したのは投げ釣りセット。
「ぶん投げておけば、キスやらハゼくらいは楽勝だろう」
そう考えて、投げセットを2つブン投げた。
向かい風の中だけに、距離も出なかったが、釣りにはなるだろう。
投げ竿をさびいていてもよかったのだが、そのやる気はなく、三刀流目の刀を抜いた。
カワハギを釣ろうと考えた、5m超の磯竿。
「こう明るくなっちゃうと、エサ的にも黒鯛は無理。メバルも厳しいかなー」
時間は、7時を過ぎていた。
ウキ釣りなら、メバル・アイナメ、間違って黒鯛くらい釣れるかも知れないが、諦めきれないアジとカワハギを念頭に置いて・・・・
「サビキ仕掛けに、アオイソメをぶら下げて・・・・っと」
釣れないとは分かっていても、一挙両得作戦に出たのだ。
こういうことが出来るのも釣りの醍醐味。
まず、やってみることが大切だ。
料理の場合も、意外な操作によって、意外な発見もあることだろう。
さて、その結果は??
・・・・その③へつづく
多分、1年以上ぶりの実釣。
しかも、夏期に行きたかったのに、すっかり秋モード。
これでは、得意の夜釣りが出来ないと考えた今日この頃。
⇒夜釣りのウキフカセ釣りで黒鯛を釣るのが、至極の味わいと考えているのでね
千葉県木更津市の「木更津港 宮川丸」の渡船を利用して、沖堤防に上陸した話を一献。
⇒海釣りや魚名がある程度分からないと、意味不明かも知れないがご承知おきのほど・・・
その① 朝イチから、事件発生・・・・
パチンコでも朝イチなんか、そうは行かないのに、渡船の朝イチは、実に初体験。
(パチンコの場合は、滅多に行かなくなったためだが)
しかも30名以上、4時の船に乗るのだからビックリ。
ちなみに、宮川だけでその日は100名以上、堤防に乗ったらしいから、栄宝丸の便を入れたら、単純に倍ってとこかな・・・・スゲーなーと感心。
ホントは、ここで上陸した堤防名を述べたいのだが、今日は差し控えておこう。
と、いうのもいつもと違う堤防で、いつもは近づかないコバ(堤防の先端)周りに行ったことで、モラルの悪さが目について愕然としたからなのだ。
普通、釣り場にはマナーがある。
たとえば、混んでいるところに入るときは、両側の釣り人に一言断るなりする。
渓流釣りの場合も、先客者がいるときで、さらなる上流に動く場合は、断るか許可を得るのが常識だ。
オレは当然、コバにもルールがあって、先客者よりコバ側に入らないというルールがあると思っていた。
百歩譲って、ひと流し・落とし込み・・・なら許せる範囲か。
ところが、5時の船で来た一組が、オレの陣取った場所より、コバ側に荷物を置いて悠然とおっぱじめるではないの~~
許せん :-)
こう思うか同時ぐらいには、大勢の落とし込み師が列をなして、コバへやってくる。
モラル以前に、自分の釣りが出来ないことが明らかだった。
この日のオレは、いつもの黒鯛を諦め、カワハギ・アジ狙いで、時合いが来るまで、投げ釣りで遊んでいようとする算段だった。
当然、サビキも出来る状態じゃなく、自ら空いている場所へ移動した。
そう、モラルよりも現地のルールが優先されるシステムに腹が立ったからだ。
オレが黙って、場所の移動を始めても、気にするヤツはいなかったろうな。
絶対に、そこへは二度と行かんわ!!
移動したその場所は、明らかに釣れそうもないところ。
回遊魚のアジはおろか、カワハギだって近づかないのは目に見えていた。
それでも、金を払って渡船して、悠々自適のオレスタイルを貫く必要があったので、移動をかけた。
釈然としないけど、ひとりで来たからには、ひとりでオレのスタイルを楽しむ権利はあるハズだからね・・・・
・・・・その②へ、続く