<その5からのつづき>
【ある意味、このたびのメインイベントに】
さすがに改札前にいた駅員さんに声をかけられたワタクシ。
まだ20代と思しき駅員さんに、コトの顛末を話すのだけどねぇ・・・
当然、ここで駅員さんのするべき行動は、切符だったらひとまず代金相当分を仮払いしておき、切符が出現したら精算するという流れになる。
実は、現金はそこまで持ち合わせていなかったし、あいにく全てSuicaでJRの移動を済ませようとしていたから、移動を証明するものもないんだよなぁ。
・・・ん???
証明するものか・・・・待てよ?
あるぞ、あそこに。
【ピンと閃いたことで事態はちょっと進展】
えきねっと経由でチケット一式を買ったということは、えきねっとのアプリ内に自分の購入したきっぷの内容が閲覧できるのではないか?
・・・と考え、前橋駅の駅員さんとともに、アプリの内容を確認してみたら・・・
下図のとおり、前橋までの旅行案内が示されていた(残っていた)。
(これが、オレのケータイに残っていた”えきねっと”経由でチケットを購入した履歴。この履歴を証明できなかったら、もしかしたら改札をいったん出ることもできずに、前橋駅でただ立ち尽くしていたかもしれない。)
そのため、この情報を証拠に駅員さんから了承を取って、ひとまず改札を出てロータリーにあるという交番へ駆け込んだわけ。
ここで紛失届を取得して、翌朝、カード会社へ連絡してカードを止めることで不正利用を防止するためだ。
交番では、列車内で落とした場合、仮に見つかったとしても県境を越えていたら、手続きはもう一度その件で行う必要があることを聞かされた。
たしかに、Suicaがタッチされた最終履歴は、高崎駅での新幹線から在来線への乗り換え時なので、紛失の可能性があるのは、高崎駅の在来線改札入口から前橋駅の改札手前までということになる。
そのため、紛失したsuicaが乗ってきた両毛線車両内にあるとすれば、いずれそのsuicaが栃木県や埼玉県まで行く可能性もある。
まあ、そうはいっても出てくることは無いだろうし、不正利用されていないことを祈りつつカードを止めて再発行することになるんだろうなぁと思いながら、お巡りさんには何度も頭を下げて駅に戻ったという。
【駅で行う作業は確認のみ】
駅に戻った理由は、※「自分が乗ってきた車両が、今後どのような運用をされるかという確認およびその周知と、列車内で見つかった場合の連絡手段を相互確認するということ」になる。
これは、自分が冷静さを完全に取り戻していたこともあるけれど、交番で二人の交番勤務の方から雑談を含めて得られた情報を下に、自分なりに反芻して、今後のことを考えながら駅員さんへ※の報告と確認を兼ねて連絡する必要があったからだ。
小雨の降る前橋駅前は県庁所在地だという街の割に夜10時過ぎには、すっかり閑散としていているロータリーをバックにスーツケースをズルズル引きずるワタクシ。
力なく交番と駅を何度も何度も往復している太ったオジサンの行動は、果たして地元の人にどういった光景に写ったのだろうか。
(これがこの日のGoogleマップにあった前橋駅前での行動履歴。アンドロイドのGPSがナビをしていない限り、相変わらずクソなのでこんな荒い履歴しか残っていないが、何度も駅と交番を往復していたことが分からんでもないでしょ?)
<その7へつづく>
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