<前回からの続き>
【ホテルにはビールを買い込んで】
ゆいレールの美栄橋駅を降りたら、「もう何度歩いたこの道よ~♪」とメロディもない勝手な鼻歌を歌いながらホテルを目指すのだけど、台風直撃中でいくらか涼しい沖縄本島とはいえ十分蒸し暑かったなぁ。
翌日はホテルで朝食を食べてトンボガエリなので沖縄らしいことをちょっとやっておこうと思ったが、最終便で沖縄に来たため、一見の内地野郎がシレっと入れるお店もあるわけなく、コンビニでオリオンビールを各種数本買ってからチェックインする・・・というか他に選択肢はなかった。
【チェックインそして】
さすがに日をまたごうかという時間のフロントは、重心が低そうなホテルマンが一人で対応中。
もうこちらは修行中を中心に片手ほど利用しているホテルであるため、細かい確認事項は省略され、支払いが終わればキーを渡されるという段取りだった。
淡々とした流れのまま、ある意味勝手知ったる部屋へと向かう。
「ちょっと飲んでシャワーを浴びたらすぐ寝るか」
肉体自体もそうだけど朝のラーメン屋から激しい気疲れをしていたオレ。
部屋に入るなりベッドに荷物を放り投げて、缶ビールをテーブルに置こうと窓際を眺める。
「ん?なんだあれは?え、まさかのまさか??」
(なんと!部屋奥にある丸テーブルには、タオルケーキをはじめ様々なアイテムが!!飛行機での検証が終わっていただけに、まさかのホテル側からのサプライズには言葉がでるより、嬉しさに似た変な脳汁が出てくる様子のほうが先に感じたなぁ。)
【オレにとっては大事件】
たしかにいまだかつて誕生日を意識して宿泊施設を利用することなんかなかったし、今後もそうだろうし、もちろんここのホテルを予約した際でも意識なんかしていなかったのにね。
なんなら沖縄行きの飛行機内でかすかな期待はザックリ切り捨てられている状況だったから、この光景にはさすがに驚くしかなかった。
飛行機は意識して予約したけど、ホテルの予約はその飛行機のためだから、意識の大きさが全く異なるというもの。
どうホテル側には感謝していいかわかなかったが、メモ用紙に感謝の置手紙をして帰宅の途についた。
いや~まさかの沖縄でビックサプライズが待っていたとはね。
これでオリオンビールがおいしくいただければ、な完璧なこの日のシメになったが、どういうわけか苦く感じてしまい、ホントの苦笑いとなった。
(タオルケーキのほか、メッセージカード、バスソルト、黒糖のチョコレートなどのプレゼントが。過去ログのCAさんのコメントを借りれば、こちらは宿泊代に入っていないサービスなんだよね。頼んでいないわけだから、形はどうであれ嬉しくないわけがない。誕生日の飛行機企画も最後の最後になにか報われたみたいでグッとくるものもあったし。)
【ホテルJALシティ那覇】
何度も言うがこちらのホテルは繁忙期こそいい値段になってしまうが、通常期だったら早めの予約ならその辺のビジネスホテルと同価格くらいで利用できる。
さらに、紹介したイレギュラーなサービス以外に、寝間着のサイズ変更や夕食時の微妙なカスタマイズも受け入れてくれたりと何かと素晴らしいホテルなのよ。
(そんなの当たり前だと思う諸君。実は同じ日航系ホテルであっても、まったく融通を聞いてくれないところ、やんわりすべて断ってくるところ、掃除が十分ではない部屋を提供するところなど、結構あるんだぞ。)
部屋も、マイナス点を見つけるのがむしろ難しいくらいいつもきちっとしていて、気持ちがいい。
オレの中では、我が国で最も素敵なホテルの一つだと重ね重ね紹介しておきたい。
だから今回も利用したんだけど、また修業を再開するその日には、また利用させてください。
ありがとうございました。
(サプライズを確認した後に知ったことなんだけど、受付時にもらった案内書きにもハッピーバースデーとプリントがあるものが渡されていたんだ。気づかなかったわぁ~フロントで気づいていたら挨拶くらいしたのにな。)
<次編へ続く>
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